釜石市議会 2015-12-18
12月18日-05号
◎総務課長(熊谷充善君) 情報連携をどのようにということですけれども、今回の条例制定に関する庁内連携といいますのは、部同士ですとか、庁内の課同士という連携ではなくて、番号法の中で別表として規定されている
法定利用事務、例えば地方税法に基づく地方税の賦課徴収に関する事務ですとか、
国民健康保険法に基づく保険給付の支給及び保険料の徴収に関する事務、それから介護保険法に基づく保険給付の支給事務等々におきまして、それぞれの
業務システムが保有する
特定個人情報を、相互に照会し合うというときの情報連携が対象となるものでございます。
○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。
◆20番(菊池孝君) 私が聞いたのは、その情報連携の手段としてどういう形で、例えば単純に言うと、電話でするのかとか、文書でするのか、パソコンを利用する、いろいろあろうかと思うんですが、その辺のところをお聞かせ願いたいと思いますし、また私達、共産党として
マイナンバー制度をいろいろな情報漏えいの問題も含めて、それからお金がかかり過ぎるという問題もございますし、それから職員の方々の仕事が大変ふえるということもございまして、その割には市民にとって得するということがないというふうに見ているものですから、国だけが
マイナンバー制度を使うことによって、例えばいろんな社会保障の分野でもこれから厳しくなるという可能性があるというふうに見ておりますけれども、国にとってはいいんですけれども、本当に市民にとって得することがないということで、私たちは今回の個人番号の利用等に関する条例には反対をいたします。
○議長(佐々木義昭君) 広聴広報課長。
◎広聴広報課長(村上純幸君) 情報連携の形態ですけれども、その業務によっていろいろな形があると思います。例えば
住民情報システムの中にあるような情報ですと、照会画面を使うという方法もありますし、あるいはリストによって別の部署に提供するというようなこともあると思います。 いずれにしましても、情報の取り扱いには留意して、漏れないような対策を講じた上で取り扱っていきたいと考えております。
○議長(佐々木義昭君) ほかに御発言ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第147号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(佐々木義昭君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第6、議案第148号釜石市
漁業集落排水事業の設置等に関する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 議案第148号、この議案に反対するものではございません。漁業集落の生活環境を整備していくということについては、大いに推進をしていくべきものと基本的には考えております。 そこで質問をさせていただきますが、この
漁業集落排水事業、今回の出された条例、当該する地域の世帯数はどの程度あるのか。それから当該する地域内での世帯数の中で、この事業の施設の設置を承諾した世帯が何世帯なのか。それはいつの時点での数なのか。それから、これまで農業集落、あるいは漁業集落も行ってきておりますが、それぞれ室浜、栗林地域での分担金の金額について、それから今回予定をしている分担金についてお尋ねをいたします。
○議長(佐々木義昭君) 水産課長。
◎水産課長(赤崎公正君) まず、この集落排水事業の中でこの地域に入っている世帯数は幾らかということなんですけれども、四百二十数世帯がある模様と見ております。そのうち、この事業が平成21年ころから始まっているわけですけれども、その後、被災したということはありますが、大方の世帯は該当しているとは思われますけれども、詳しいところは現在、資料がございませんで、ちょっと今、答えることができない状況でございます。 それから、分担金につきましては漁業集落の分担金条例がございまして、その分担金は総事業費があるわけですけれども、そこの中の5%という形を地域に負担していただくという計算の方法になっております。それを受益戸数で割った形が分担金になることになっております。
○議長(佐々木義昭君) 産業振興部長。
◎産業振興部長(古澤茂樹君) すみません、私のほうから補足をさせていただきたいと思います。 この事業をするに当たって承諾した世帯という御質問がございました。この世帯につきましては、震災前の数字でございますけれども、同意書をいただいた世帯については、404戸という数字がございます。これは震災前の数字ということでございます。 それから、農集、漁集、室浜も含めての分担金の額ということでの御質問だったと思います。今、被災をされました室浜地区におかれての当時の分担金の額でございますが、これについては30万円ということで徴収をさせていただいた経過がございます。 それから、農集の部分の分担金でございますけれども、こちらのほうにつきましては25万8000円ということで定めさせていただいた経過がございます。 それから、今回の唐丹の4月1日からの供用開始予定の分担金につきましては、現在のところ14万6000円ということで、我々のほうで計算をさせていただいているところでございます。
○議長(佐々木義昭君) 当局で404戸は、震災前の世帯数というけれども、これは具体的にいつの時期に出した数字か、いつの時期ということを具体的に聞きたいと思うんですが、そこまで発言していただければ。
◎産業振興部長(古澤茂樹君) 先ほども言いましたけれども、震災前の数字でございまして、具体的には平成21年で設けた数字でございます。
○議長(佐々木義昭君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 詳しい資料がないという水産課長の答弁ですが、こういう条例を提案するわけですから、詳しい資料をお持ちの上で議会に臨むべきではないのかなと思います。 それで、今改めて答弁いただきましたが、震災前の21年度で404世帯から承諾の同意を得られているということです。その後、あのような大きな災害があって、当然世帯の動きがあったと思うんですが、その辺についてはきちっと掌握をされているのか。震災後、この条例を提案するに当たってこの事業の水洗化といいますか、この承諾を改めて得るという作業は必要ないのかどうなのかその件について、説明会の際にはこれは震災前にいただいた404という数字だと、それ以後については確認をされていないということだったんですが、あれから日にちも経過しておりますし、全く4月から供用開始されるのにどの程度の方々が集落排水事業に承諾して、そして設置をされるのか、数がつかめないままこの条例を提案しているのかどうか。 私は、数をきちっとすることが大事なことだと思うんです。404世帯がこれの基準になって分担金を計算されているわけですから、まして404が最近の数字ではなくてもう既に6年もたった、まして間にあの震災があったわけですから、そのままその数字を持って分担金を計算されるということについて、私は疑問が残るんですよ。この事業は推進をすべきだと思います。しかし、6年前の、震災前の数で分担金を計算されているということについて、なぜ震災後に承諾する世帯を改めて調査をしないのか、その辺はどうも疑問に思うんですよ。その辺について、お答えをいただきたいと思います。 それから、住民にとってはこの分担金の支払いというのは、本当に環境がよくなるということについては歓迎すべきものの、非常に大きな負担になってくるわけです。そういったことを考えますと、住民にとっては確かに安いにこしたことはないわけですよ。ただ、室浜地区で30万、今回が14万6000円と、確かに室浜の場合には大きな環境整備もありましたし、今回は震災後であり復興事業も入ってということもあるんでしょうが、室浜地区の皆さんは供用開始されて何年もたたないうちに、あの施設を失ってしまった。分担金、あるいは施設を入れるために家の改修等を行う場合に、借金をした方々もあります。多分、まだ5年ぐらいしか経過していませんから、今もその借金を払っている方々があると思うんですよ。 既に使わなくなってしまったものについて、まだ後始末をされているという住民もいる中で、何で我々は30万で今度は15万以下の半分以下なのかと。当然、室浜地区の方々はそう思っても不思議じゃないと思うんですよ。確かに唐丹の皆さんは安くできて、これはこれでいいことです。決して悪いとは言いませんが、しかし、行政執行を行っていくという面で公平さということを考えますと、10年も20年も前の話ではない最近の話ですから、余りにも差が開き過ぎることに、皆さんは疑問を持たないのか。いや、それでいいんだと、それで貫き通していくのか。その辺についても、私はやはりこれで本当にいいのかなというように思うんですよ。その点について、答弁をいただきたいと思います。 これは、水産担当課長というよりは、もう少し大きな視野でこの事業を指導していくといいますか、監督している方の答弁を求めたいと思います。
○議長(佐々木義昭君) 産業振興部長。
◎産業振興部長(古澤茂樹君) 分担金の額の相違という部分での御質問が1つございました。先ほど水産課長も答弁いたしましたけれども、この受益者分担金の算定に当たりましては、それぞれの分担金条例の中で一定の算式をもちまして、示されております。その算式の中ではいわゆる汚水処理施設の整備に係る総事業費の5%を区域の面積や、あるいは受益者戸数で割るという計算式が示されてございます。 したがいまして、農集、下水、漁集というそれぞれの排水処理事業があるんですけれども、それぞれにいわゆる総事業費、それから受益者の戸数等が違うということになりまして、その部分でもって金額の差が生じるというところでございますので、御理解を願いたいというふうに思います。あくまでも条例にのっとって、我々としては計算をさせていただいているということでございます。 それから、戸数の再調査という御質問もございました。これにつきましては、いわゆる今回の唐丹の漁業集落排水処理事業については、震災によって被災をしたということで、いわゆる災害復旧事業ということで事業を進めさせていただいてございます。その事業の性格上、認可申請ということがございまして、その認可審査前の認可申請の数字が先ほどお話ししました404戸ということでございます。現在、我々といたしましても、その震災後における受益者の見込み戸数、これらについても積み上げてございますけれども、我々の判断の中では、その404戸という数字と大きな差はないというふうに考えてございますので、現在のところその再調査をする予定についてはございません。
○議長(佐々木義昭君) 山崎副市長。
◎副市長(山崎秀樹君) ただいま部長のほうからお話ししたことに加えて、公平性の確保という部分で私のほうからお話をしたいと思います。 確かに室浜、それから栗橋の農集ということと、あと下水という形があるわけですけれども、これらに関しては、それぞれの事業でもって、その場の事業費を算定する中でのことを踏まえながら各分担金について努力した結果、そういう金額になったということでまず御理解をいただきたいと思います。ですから、まずは地域性を加味した中で、事業費を割り出す場合に差が出るということを前提にしながら分担金が決まるということで、その辺は御理解をいただきたいと思います。 一応、本来であれば、みんな同じ額で分担金を徴収して、なおかつ皆さんが同じようなサービスを受けられるというのが、一番理想とするところですけれども、これは私たちの内部でもいろんな協議がありまして、その辺についての議論もございました。ただ、今回の流れの中では、最大限の財源を確保しながら、唐丹地区についての漁集を改めて水産とのかかわり、それから環境の保全というものを加味しながらこれを進めるべきということでの流れの中で改めて計算し、いろんな財源を確保しながら、担当レベルのほうでは努力しながら積み上げてきた結果がこういう形に出たということで、結果的に室浜地区とか、あるいは栗橋地区とのかかわりの中で差が出たということについては、そういう部分では大変おわびをするわけですけれども、一方では今回の事業自体が大変安い形で済ませることができたという部分で、まずはその辺を一つは評価をしていただければいいかなというふうに思います。 それから、数の関係で21年にやった数字をそのまま生かしながらという形ですけれども、今回の唐丹地区を進めるという前提の中で、一番何を基本としなきゃなんないのかというところの部分で、帰ってくる方々が読めない中での作業ということで、例えば復興住宅とか、そういうものの数は確定はできても、個別に戸建てを建てる方々、それから復興住宅、いろんなケースがあるわけですけれども、それらを見る中で、一応の数字を積み上げることができると。ですから、404という数字以上の形の中で地域の施設概要ができるという判断の中でのこの事業費の積み上げということで、今回お出しをさせていただいたという経過にございます。 経過自体を御説明すると、なかなか手順を踏んでいないという部分では、ちょっと誤解を招くような表現になっていますけれども、その辺はおわびしながら、最大限事業費の財源の確保を含めて最少の事業費でもって、なおかつ最大の効果を上げるための事業として、こういう形になったということをぜひ御理解をいただきながら、今回の流れについておわびをしながら、ほかの地区との公平性という部分では室浜の話もございましたけれども、その地区の方々については大変申しわけない部分でおりますけれども、改めて合併浄化槽という形でまず整備をされるわけですが、それらについての補助等についても、改めての形でお示しする中で、いい形で事業を進めることができればいいのかなというふうに思っていましたので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 今回が悪いと言っているんじゃないんですよ。今回は、14万6000円でできるということは、やっぱりそれなりに震災復興という部分もありますが、担当者たちが一生懸命やった成果として15万円以下でできるんだと。ただ、じゃ、今までは何だったんだと。30万要らない事業とは言いませんが、もっと住民負担を安くできるような努力が今回と比較してあっても、しかるべきだったのではないのかなと。室浜、あるいは栗林について、こんなに安くできるんであれば、何でもっと前任者たち、その努力しなかったのかと。 今回に限ってお話しさせていただきますと、今もって何世帯の方々が接続するのか、およそこのぐらいだろうというようなことでやっているわけですよ。公共事業をやっていくのに、果たしてそんなことでいいのかなと。この事業を導入することによって、何世帯の方々がトイレの水洗化等をする予定ですと、はっきりとした数字をつかんでいないということが、私は問題だと言っているんですよ。それで、それから分担金を計算する際も404で計算をしていると。全然状況が変わったにもかかわらず、平成21年ですか、そのときの数字でやっているということ自体が、果たして妥当なやり方なのかということに疑問を持っているんですよ。 私は14万6000円が悪いと言っているんじゃないんですよ、これは安くてよかったなと。ただ、じゃ今までの室浜や栗林はどうだったんだと、もっと頑張って安くできなかったのかなと。特にも室浜は、環境整備事業の要らない部分まで住民が負担したわけですから、本当に申しわけないことをしたんじゃないのかなというような気がしてならないんですよ。 ですから、この条例として提案される場合にせめて何世帯の方々が接続する予定ですと。全くそれも出せないような丼勘定的な答弁では果たしていかがなものかなと。それで部長の話ですと、再調査する意思はありませんと、はっきり言っているわけですよ。何で再調査しないの、何世帯の人が接続するか確定していないで、あるいはこのぐらいがつかめていると、この部分はまだグレーだと、再調査は全くしないなんていう答弁を平然と言うことが、私は信じられないんですよ。 何世帯の方々が接続するかも不明のままこの事業をやろうとしている、きょう提案をしているわけですから、市長、答えてくださいよ、こんなことでいいんですか、こんなことさせていていいんですか。
○議長(佐々木義昭君) 山崎副市長。
◎副市長(山崎秀樹君) 前回の全員協議会等でそういう御答弁を申し上げたということ自体、私としてもちょっと遺憾には思っております。その辺はおわびを申し上げます。 今後の流れなんですけれども、確かにその数字については先ほども申し上げましたとおり、復興住宅に何軒、それからその土地にもうお住みになっている方が何軒、それから新しく住まいの再建をされる方が何軒という部分での積み上げがございます。これから、そういう地区に改めて入っていく中で接続の確認を前回は確かにいただいていますけれども、今回はぜひ入っていただきたいと、こういう形でお示しをしながら、金額も示しながら、その使用料の関係についても、ある程度抑えながら、皆さんにどうぞ入ってくださいという仕組みの中で説明をする予定でおります。そういう中で、当然戸数については確定をしてくるというふうに思っておりますので、その時点で、まずお知らせをするということ。 それから、うちのほうの今の見通しとして、今、議員さんがおっしゃるとおり未確定なのに、これの事業を進めることができるのという最初の疑問に対して、ある程度の404という数字自体がこれがそれに近い形の中で十分対応できる、あるいは工事費等での調整が十分できるという判断のもとに、今回こういう形をさせていただきました。 ですから、改めて数字等については地元に入っていく中で十分な確認をしながら、当然事業としてもちろん成り立つ形で今、立てていますけれども、そこの裏づけをきちっと皆さんのほうにもお示しをしたいと思いますんで、よろしくお願いをしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君) 11番古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) 何かすごい曖昧に決着しようとする思いがあるんで、1つだけ聞きたいです。 ただいま、404戸で14万6000円、それはわかります。例えば、これが実際に工事したときに200戸にしかならなかったときでも14万6000円なんですか、確認です。
○議長(佐々木義昭君) 産業振興部長。
◎産業振興部長(古澤茂樹君) 実際のところ404戸という数字が半減したというときでも、14万6000円という数字がそのとおりなのかということなんですが、先ほど副市長が御答弁申し上げましたけれども、仮に戸数が200戸ということであれば、当然14万6000円という数字も変わってまいります。ということで、ただ、我々としては、先ほども申し上げましたけれども、404戸という数字については、ある程度それに到達できるという判断をさせていただいておりますので、受益者の戸数が半減するというところの考えは、今のところ持ち合わせてございません。
○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) であれば、14万6000円をもうどんどん走らせるべきではないように思うんだけれども、実際、数字は、今からまた再度調査するみたいな答弁あったけれども、実際それをしっかり把握してから数字を出さないで、そうすると14万6000円って認識した住民が室浜と同じ30万になりました。そのとき、どうなりますか、すごいトラブルになると思いますよ。すごい曖昧になっているんで、しっかりとした数字を確定してから言ったほうがいいと思うんですけれども。 だから、今言うとおり、本当に質問するつもりも何もなかったんだけれども、今、質問、答弁を聞いているうちにすごい疑問になったんで、恐らく事態からいけば、404が21年であれば、23年の津波で人口も減っている、見るとおり学校の子供たちさえ、すごく減っているのをわかっていての話だから、実際もっと慎重な答弁であってほしいし、はっきり言えば、14万6000円も破棄しても、次の数字に走るべき、ちゃんとした数字出すべきだと思うんですけれども、いかがでしょう、お伺いいたします。
○議長(佐々木義昭君) どなたの答弁ですか。 産業振興部長。
◎産業振興部長(古澤茂樹君) 先ほども御答弁申し上げました。受益者分担金については、条例の中で計算する算式がございまして、その算式にのっとって我々条例でもって計算をさせていただくということで、基本的にはその分担金の額についての変動というものは考えてございません。あくまでも、この14万6000円の数字の中で、当該、唐丹の排水事業については取り組んでいくということで考えてございますので、そういう部分で御理解を願いたいと思います。
○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) ということは14万6000円はもう確定ですよと、その確認でよろしいですね。(「わかんないという…」と呼ぶ者あり)そうそうそう、そういうこと、確定だということですよ。
○議長(佐々木義昭君) 産業振興部長。
◎産業振興部長(古澤茂樹君) この分担金の条例等につきましては、今回は設置条例ということで御提案をさせていただいてございます。 別途の議会でもって、そういう分担金条例についても、改めて議会のほうには御提案をさせていただくところでございますけれども、14万6000円という金額については、変わらないということでお願いをしたいと思います。(「どっちが本当なんだ。答弁がちがう。ちゃんと答弁しろよ、どっちなのか」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 補足はありますか。 山崎副市長。
◎副市長(山崎秀樹君) ちょっと誤解を招く表現で大変申しわけございません。先ほど私のほうからもお話ししたとおり、今回設置条例、次が3月議会になるんでしょうかね、分担金条例が改めて出るわけですけれども、その間にいろいろ地元のほうとの調整をしながら、分担金については14万6000円という数字をお示ししながらもう説明するわけですよ。ある程度の戸数の確保を私たちも見込んでいますんで、そこから上げない状況の中での地元対応をしていきたいというのが今の考え方です。 ですから、事業費等、あるいはいろんな見直しもあるかもしれませんけれども、14万6000円で十分対応できる数字ということでの今回の判断でお話をしているということで、改めて言い直させていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(佐々木義昭君) 9番遠藤幸徳君。
◆9番(遠藤幸徳君) 漁業集落のことについて確認、1件だけですけれども、例えば地元に入って説明する際に、そういった含みを持って説明していくのかどうか、その辺について。例えば料金の設定についても、今、話題になっている14万6000円に幅があるのか。その受益者数が多分に変わってくるのかどうか、唐丹の地元では大変早急にその事業をやってほしいという思いがあるんですが、なかなか住宅の条件がまだ整っていない方々もおりますし、そういったことを踏まえてこの事業をスタートしていくのに、14万6000円だけが確定してしまうと、そういった受益者戸数がまた変更になったときに、全員協議会のとき、私言いましたけれども、地元の負担金というのは、今試算している中では、総額でもって5200万円でしたかね。 それが地元の負担金が5200万に達しないときに、受益者の負担金がふえていくのかどうか、そういったことも含めてきちんと丁寧に説明してほしいと思います。
○議長(佐々木義昭君) 水産課長。
◎水産課長(赤崎公正君) 実際、受益を受ける人たちというのは、そういう幾らになるのかという不安で、それも額が変動するということなら入ったらいいのか、入りたくないのかというところの判断が出てくると思います。やはり副市長もさきに述べておりますように、これはある程度、私たちどもが404戸に近い数字は加入してもらえるだろうという調べた中ではありますので、それに向けてまず戸数を確保するのに努力していきたいと思っておりますし、金額についてもここで抑えて、皆様にこの金額でどうにかしたいと思いますのでということで説明をしていきたいと思っております。
○議長(佐々木義昭君) 産業振興部長。
◎
産業振興部長(古澤茂樹君) 私のほうからも補足させていただきますけれども、今、遠藤議員からのお話もあった内容につきましても、十分我々のほうで留意をした上で、地元の説明に入らせていただきたいと思います。
○議長(佐々木義昭君) いいですか。 以上で質疑を終わります。 これより議案第148号を採決いたします。本案を原案のとおりに決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第7、議案第149号釜石市
農業集落排水事業の設置等に関する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 11番古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) これに関しては、津波のためにかなりの住宅が今、この地区に建設されています。この条例を出すに当たって住民や、今、実際使っている人たちへのその地区への説明等あったのかどうか。あったのであれば、どういう意見等があったのかをお聞きいたします。
○議長(佐々木義昭君) 農林課長。
◎農林課長(高橋一見君) 古川議員の御質問にお答えさせていただきます。 今回提案させていただいております条例につきましては、公営企業法の一部適用によります会計の仕方を規定するものでございまして、料金についてはこの条例の中では定めておらないところではございますけれども、地元の皆様に対しましては、使用料金の変更を今、検討させていただいておりますということで、御説明をさせていただいているところでございます。 それでは、地元の皆様からは、まず余り大きな値上がりにならないよう慎重な対応をお願いするということで要望をいただいているところでございまして、過日、全員協議会等におきまして、我々の料金改定につきまして御提案させていただいたところでございます。 今後、議会の皆様との御理解等をいただきながら、地元のほうには改めて具体的なところを近日中に、御説明したいというふうに思っているところでございます。
○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) それと同時に今の会計の話で言いましたけれども、今月、全員協議会で27年度でもう廃止というか、新たな住宅に設置をしないという提案をなされました。その話の説明会等の話はあったのかどうか。そして、そのほうの意見等もお聞かせください。
○議長(佐々木義昭君) 農林課長。
◎農林課長(高橋一見君) すみませんでした。まず、
農業集落排水事業の処理施設等の処理能力のほうの観点から、新たな住宅の接続につきましては、今年度限りで終わらせていただきたいということも、過日の地元説明会において御説明申し上げて御理解いただいて、わかりましたという形で了解いただいておりますので、そのように進めてまいりたいと存じます。
○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) 御理解いただいて、わかりましたという意見だけだったでしょうか。何かそうじゃなくてという意見はなかったのか、つまりこの提案が余りにもあれだったんで、私、地元に行っていろいろ話聞く機会がなかったんで、あえて今、聞いているんです。実際、まだ始まったばかりなのにそういうものなのかなという思いもあるんで、マイナス的な意見はなかったのかどうか、それをお聞きします。
○議長(佐々木義昭君) 農林課長。
◎農林課長(高橋一見君) その説明会におきましては、まず今後ともつないでほしいと、新規接続を認めるようにという、大きな御要望はいただかなかったわけでございますけれども、その後、やはり新しい住宅を今後、計画していらっしゃる方から、何とかつなげないかという具体的な御相談いただいておるところでございますけれども、我々のほうの方針といたしまして、今年度中に我々のほうの接続工事が終わる内容であれば、何とかお受けできますけれども、新年度になってからのお申し込みはちょっとお受けできませんということで、御理解いただいているところでございます。
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第149号を採決いたします。本案を原案のとおりに決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第8、議案第150号釜石市
公共下水道事業の設置等に関する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第150号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第9、議案第151号釜石市市税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第151号を採決いたします。本案を原案のとおりに決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第10、議案第152号釜石市農業委員会の選挙による
委員定数条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより質疑を許します。 7番菊池秀明君。
◆7番(菊池秀明君) それでは、農業委員及び農地法改正について質問をいたします。 昭和31年1月に初めて行われた釜石市農業委員会委員の選挙結果は、選挙人名登録人数は6291名で15人が当選されました。最近の平成25年1月に実施された選挙では、選挙人名登録人数は1409名で12人が当選されております。昭和31年の選挙人名登録人数に比べ4分の1に減っている状況です。選挙による農業委員は3名が削減されている状況です。現在は、さらに選任した農業委員が3名おり、合わせると15名の農業委員をもって組織されている状況です。 さて、このたびの農業委員会等に関する法律の一部が改正され、釜石市では農業委員定数を12人から10名に改正し、新たに農地利用最適化推進委員の5名が設置されます。今回の改正は、農業委員の選出方法が選挙制から市長任命制に変わります。農業委員10名、農地利用最適化推進委員を5名に設置した根拠についてお伺いいたします。また、農地利用最適化推進委員を設置しますが、何を行うのか、お伺いをいたします。
○議長(佐々木義昭君)
農業委員会事務局長。
◎
農業委員会事務局長(栗澤茂行君) ただいまの質問ですが、1つ目が農業委員、農地利用最適化推進委員の定数の根拠、それから、2つ目が農地利用最適化推進委員とは何をするのかという御質問でございます。 1つ目の定数の根拠ということでございますが、現在の農業委員数は、先ほど議員のほうからも言われましたが、選挙委員が12名、それから選任委員、農業団体と議会推薦が3名の計15名となっております。 法改正によって、農業委員と最適化推進委員を置くことが義務づけられたところでありますが、まずその定数については、法のほうで農家世帯数と農地面積に応じて上限が定められております。釜石市の場合は農業委員14名、それから最適化推進委員については7名が法での上限の定数となっております。今回、農業委員を10名、最適化推進委員を5名としたのですが、農業委員につきましては、市内を農業地域で区分した場合に甲子地域、それから片岸、箱崎を含めた鵜住居地域、栗林地域、橋野地域、平田を含めた唐丹地域の5地域に区分されるのかなというところで、その各地域からの人数1名ずつを目標として5名、それから、そのほかに農業委員会の所掌事務に関して利害関係のない者の登用、それから女性や青年、農業者の登用等が求められておりますので、その対象として5名の計10名としたものです。 それから、最適化推進委員の5名につきましては、推進委員の業務というのが現場、地域での活動が主なものとなりますので、5地域にそれぞれの農地情勢に精通した方を配置するという意味で5名としております。 2つ目の農地利用最適化推進委員は何をするのかということでございますけれども、最適化推進委員は、改正法によって担当する区域内において規模拡大に向けた農地の集積や集約化、それから耕作放棄地の発生防止、解消等、地域での活動を行うこととされているところです。また、農業委員会の総会での議決権は有しませんが、総会でその現場での活動の報告を求められるほか、農地利用の最適化に向け、意見を述べることができるとされているところです。 いずれにしましても、農業委員と連携した活動を行うということになっております。
○議長(佐々木義昭君) 菊池秀明君。
◆7番(菊池秀明君) 今、農業委員と推進委員のその内容についてお話しいただきまして、その内容はよく理解いたしました。 ただ、総農家が今、455戸と、整理カードによりますとそういうふうな話でございますが、先ほどの答弁から農業委員、農地利用最適化推進委員の役割が今、明確に示されました。このことによって、さらに活動がよくなるのではないかなと期待するところです。また農家の活性化も進むのではないかと期待します。 次に、今回の改正では農地制度や農地等の利用の最適化推進も行われます。その目指すものとしては、農業経営の規模拡大、農地等の集団化、耕作放棄地の発生防止、解消、農地への新規参入の促進等が示されております。これから最適化の推進の施策を考えておりますが、釜石にそぐわないものと実施可能なものがあるかと思います。全てを実施することが一番望ましいと思いますが、釜石市としては何を重点的に推進していくのか、お伺いをいたします。
○議長(佐々木義昭君)
農業委員会事務局長。
◎
農業委員会事務局長(栗澤茂行君) ただいまの農地最適化の推進施策で釜石市として何を重点的に取り組むのかという御質問ですが、経営規模拡大や農地等の集団化、国が目指すところはこういう大きな部分でございますけれども、しかし、当市の農地の実態、あるいは担い手の状況、それらを考えますと、これらの全てを推進していくというのは、実際のところ難しい課題が多過ぎるのかなというふうに感じております。 しかし、法でこのように定められたわけなんでございますので、今後、4月1日から新体制の農業委員会になるわけですけれども、その中で農地利用の最適化の推進に関する指針を定めることになっておりますので、新しい農業委員、それから最適化推進委員の方々の御意見を伺いながら、明確にしていきたいと思っております。
○議長(佐々木義昭君) 菊池秀明君。
◆7番(菊池秀明君) これから4月1日に向けて進めていくということで、ちょっと残念な発言だったんではないかなと思います。 3回目の質問ですので、農業委員の選出方法が変わり、新たに農地利用最適化推進委員が設置されます。また、農地等の利用の最適化の推進についても、新たな農業への道が示されております。このことから、農業を変えるチャンスでもあるかと思います。この改正で釜石市は、農家の高齢化、技能など難しい課題がある中で、農業をどのように変えていくのか難題ではあると考えますが、お伺いをして最後の質問といたします。
○議長(佐々木義昭君) 農林課長。
◎農林課長(高橋一見君) 農業全般への御質問ということであろうと思いますので、私のほうからお答えさせていただきたいというふうに思います。 今、農業委員会の新しい体制について法律で規定されたわけでございますけれども、議員おっしゃられますとおり、この農業委員会の改正の大きな中身といたしましては、農地集積化で規模の拡大という部分を推進していこうというのが、国のほうの大きな目的であろうと存じ上げているところでございますけれども、釜石におきましては、地理的条件等考え合わせますと、規模拡大というのはなかなか難しいものがあるというところを認識いたしておりまして、今、釜石の専業農家、土地利用型の農家の中で専業で経営されている皆様は、どちらかというと、ハウス栽培による高収益型の農業を展開して、経営を安定させているという部分がございます。 基本的な露地での農業生産につきましては、米、畑、いずれにしましても、兼業農家の皆さんが頑張っていただいているという部分がございます。そういって、逆に兼業農家の皆さんであるからこそ、今の面積でも経営できているという部分がございますことから、我々といたしましては、機械の共同利用とか、それからあとは作業受委託、そういう部分を推進委員の皆さんのお力をかりながら、経営の合理化という部分で、地域の土地利用型の農業生産について、支えていければというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(佐々木義昭君) 質問者、答弁者とも、要旨をまとめてできるだけ簡潔にお願いいたします。 以上で質疑を終わります。 これより議案第152号を採決いたします。本案を原案のとおりに決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第11、議案第153号平成27年度釜石市
一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。 お諮りいたします。審議の方法は、第1条歳入を一括、歳出は款ごとに御審議願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。 では、第1条歳入を一括御審議願います。 これより質疑を許します。 18番赤崎光男君。
◆18番(赤崎光男君) 歳入の市税に関連して何点かお聞かせ願います。 ふるさと納税についてでございます。たしかふるさと納税の企業版が成立したのか、今後、成立されるのか、恐らく今後成立されるというふうに私は理解しているんですが、この内容について1点。あとは、これの企業へのメリットはどのようなものがあるのか、この2点についてお聞かせ願います。
○議長(佐々木義昭君) 税務課長。
◎税務課長(橋本英章君) お答えいたします。 企業版ふるさと納税ということでございますけれども、現行の法人税法などにより、企業が自治体に寄附をした場合についても、現在でも特定寄附ということで、市の法人市民税などを合わせて寄附した金額の約3割程度の税金が損金として計上できますので、軽減されております。 今回、与党の税制改正大綱によって、新たに企業版ふるさと納税というふうな制度を創設するというふうなお話なんですけれども、この中身につきましては、
地方公共団体が地方創生のための効果的な事業を進めていく際に、その事業の趣旨に賛同する企業が寄附を行うことによって、官民挙げて、その事業を推進することができるようにと、地方創生の応援税制ということで、いわゆる企業版ふるさと納税制度を新設したというふうに聞いております。 この中身なんですけれども、先ほどお話ししました現行の寄附金額の3割の税軽減に加えて新たに3割上乗せして、結果的には6割程度の税額が軽減されるということになるとのことでございます。 ただし、企業版ふるさと納税につきましては、地方再生法により対象事業区が認定する枠組みの整備を前提にしているようでございまして、地域再生法、あるいは法人税法の改正案が、今まだ国会が開催しておりませんので、国会に提出されていないことから、現時点では具体的なことはわからないというふうな状況になっています。 ただ、このとおり改正されますと、企業にとってはふるさと納税のメリットが大きくなりますので、当市に対する寄附の増加にもつながるのではないのかと考えております。
○議長(佐々木義昭君) 赤崎光男君。
◆18番(赤崎光男君) これは恐らく釜石でもかなり期待していいと思うんですよね。要するに当然、被災地でありますし、よく言われる企業の社会的責任であるとか、やっぱりかなり釜石も有利だと思います。これはぜひとも何とか成立して進めていただきたいなと思いますが、あとはちょっと私がわからないのは、これ例えばラグビーのこども基金でもたしか、これはこれで寄附を集めているわけですけれども、それとの関係はどのようになるんですかね。
○議長(佐々木義昭君)
総務企画部長。
◎
総務企画部長(正木隆司君) それでは、ラグビーこども未来基金の関係についてお答えいたします。 先ほど税務課長から答弁したとおり、企業が自治体に寄附をした場合に寄附金の全額が損金に算入されるということで、ラグビーワールドカップのこども未来基金に寄附いただいた場合でも、全額が損金に算入ということで税制上、減額されるということになっておりまして、もしラグビーこども未来基金のほうに、新たな企業版のふるさと納税というものが該当するということになれば、さらに大きな効果があるのではないかと思っております。
○議長(佐々木義昭君) 赤崎光男君。
◆18番(赤崎光男君) そのあたりのことは、当然恐らくPRすると思いますが、全国にどんどんアピールしていただいて、やっぱりたくさんの寄附を集めるようにお願いしたいと思います。 あとこれによって、集中復興期間が終わっても、恐らく被災地への支援というのは続くと思うんですけれども、これ企業にはどのようなメリットというか、恐らく私が考えるに、個人ですと、これはお返しの競争みたいな形でおかしな形に今、なっていると思うんですけれども、企業はここに寄附してあるという見える化的なものを恐らく要望してくると思うんですけれども、その辺の対応についてはどのように考えているのか、お聞かせ願います。
○議長(佐々木義昭君)
総務企画部長。
◎
総務企画部長(正木隆司君) それでは、お答えします。 新しい制度の動向も見きわめながら、企業にとってもメリットが大きい形で実施してまいりたいと考えております。
○議長(佐々木義昭君) あとほかに御発言ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上をもって歳入の質疑を終わります。 次に、歳出の御審議を願います。 第1款議会費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 第1款の質疑を終わります。 第2款総務費、質疑を許します。 10番合田良雄君。
◆10番(合田良雄君) 総務費で世界遺産関係についてでございます。 橋野鉄鉱山インフォメーションセンター維持管理費でも320万ほど、そしてまた世界遺産登録推進事業でも84万ほど減額ということになっているわけですが、これは世界遺産が、ことしようやく決まったわけでございますけれども、最初の年ということで大いに予算が使われなければならないと思うんですが、どうしてこれが減額ということになっているのでしょうか、お尋ねしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君)
世界遺産登録推進室長。
◎
世界遺産登録推進室長(佐々木育男君) お答えをいたします。 まず、インフォメーションセンター維持管理費のほうで329万ほど減額させていただいておりますが、これは音声ガイド機器の作成委託料でございます。当初予算のほうに要求して計上させていただいたところだったんですが、地方創生の予算、歳入が見込める予算のほうに振りかえた関係があって、見かけ上2つ計上することになったもので、それで片方のほうを今回、減額させていただいたということで、音声ガイド機器のほうは既にインフォメーションセンターのほうに配置しております。 それから、登録推進事業のほうですが、こちらはインフォメーションセンターの駐車場の拡張整備工事でございまして、工事の差金、これを減額させていただいたということでございます。 以上です。
○議長(佐々木義昭君) 合田良雄君。
◆10番(合田良雄君) はい、わかりました。 それで、世界遺産のインフォメーションセンターは一応閉じられたわけでございますけれども、世界遺産関係の反省を受けてボランティア関係の方々から、やはり看板が絶対足りないよねと、見直ししてほしいですよねというような意見が出てきておりまして、大きく2カ所なんですけれども、鵜住居から橋野に向かって、県道から栗林に向かっての寺前のところにどんと大きな世界遺産橋野鉄鉱山という看板、小さいのはあったような気するんですけれども、入り口がとにかくわからなくて、行ったり来たりして非常に戸惑いましたという声がついこの間あったそうです。その入り口のところの看板。 そしてまたもう一カ所は、橋野に近づいたときに、この間、水戸から来たお客さんなんだそうですが、鹿と激突して、車をだめにしてしまいましたと。大変な目に遭いましたという声が聞こえてきました。ぜひそういうところにも警告を促す看板、鹿に注意とかということになるんでしょうか、そういう看板。その2カ所の看板の設置を言われたもんですから、その辺のところをちょっとぜひ進めてほしいと思うんですが、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(佐々木義昭君)
世界遺産登録推進室長。
◎
世界遺産登録推進室長(佐々木育男君) お答えをいたします。 道路案内看板についての御質問がまずございまして、これについては前々から、特に7月以降、世界遺産登録が決定して以降、道路管理者の国・県のほうと相談、協議を重ねておりまして、結果的に27年度及び28年度でもって、何とか必要なところにはつけたいというような回答をいただいております。 具体的に申し上げますと、国道45号でいけば、嬉石から東部地区のほうに回ってくる交差点であるとか、今、議員がおっしゃられた鵜住居町の寺前交差点であるとか、それから県管理でいけば、釜石駅周辺であるとか、あるいは松原、それから市役所の周辺であるとか、こういったところに、橋野鉄鉱山までの案内を示す看板をつけていただく予定があるということでお聞きしておりまして、早いものでは、27年度中の3月までに設置していただけるということになっております。また、県道釜石遠野線についても不足しているということで、何カ所か設置していただく予定になっております。 ただ、寺前交差点については、特に今現在、復興工事で道路のつけかえ等が行われておりますので、これが終わるまでは工事のほうに踏み切れないということで、少し時間かかるのかなと思っておりまして、それで市のほうで現在、仮設看板をつけておるわけですけれども、当面はこの仮設看板で対応させていただいて、国・県の工事を待つということになろうかと思います。 それから、鹿に激突して車が破損したという方については、私どものほうでも耳にしておりまして、非常に気の毒なことであったなというふうに思っております。この辺のことも含めて、道路管理者のほうに御相談していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君) 合田良雄君。
◆10番(合田良雄君) 今、ボランティア会が毎月、月例会みたいなことでやっているようでございます。ついこの間は12月ということで最終の月例会だったようでございまして、その席でもやっぱり市の関係者も最初は出ていたような気したんですけれども、何かその後、特に最後なんかはことし1年の総括的な意味もあるんでないかなと、こう思うもんですから、そういう席にはぜひ市の関係者も出て、そういう情報をしっかりキャッチしていってほしいと思いますが、その辺のところをお尋ねしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君)
世界遺産登録推進室長。
◎
世界遺産登録推進室長(佐々木育男君) ボランティアガイド会の集まりにつきましては、何回かやはり御案内をいただいておりまして、私どももボランティアなさっている方の実際の声が聞けるということで、ぜひ参加したいなというふうに思っておりますが、なかなか日程が合わず、ことし私は1回しか参加できませんでした。ちょっと残念に思っております。また、直前になって御案内をいただくもんですから、できれば前もって御案内いただければ、日程調整もできるんですが、そういったわけで出られないことが多かったわけですが、いい機会ですので、ぜひ次からは、日程を合わせて参加したいと考えております。
○議長(佐々木義昭君) 第2款の質疑を終わります。 第3款民生費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 第3款の質疑を終わります。 第4款衛生費、質疑を許します。 20番菊池孝君。
◆20番(菊池孝君) 旧清掃工場解体跡地整備事業についてお聞きをいたします。 1780万2000円が計上されております。これは大震災前、ずっと稼働してきたということで、溶融炉方式でもってごみ処理を行ってきたということがございます。今回、この溶融炉を解体をするということになるわけでありますけれども、跡地を整備するということのようでありますが、この跡地整備をどのような形で行うのか、まずこの辺からお聞きをしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君) 環境課長。
◎環境課長(岩間成好君) 今の土地整備ということでございます。 今現在、清掃工場のほうを解体しておりますが、最終的には更地にしたいと思っております。隣の今、分別施設が稼働しているところにストックヤードということで、これから資源物とかそういう回収をしたりで、そういう資源物をそこにストックしていくと、そういう建物を建てたいと思ってございます。
○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。
◆20番(菊池孝君) 資源物を保管する施設、ストックヤードをつくっていくということのようであります。ごみ減量はこれは大事なことでありまして、どんどんごみ減量は進めていかなければならないと思うんですが、ただ、現在も広域になっておりますけれども、溶融炉方式をとっておりますから、こういう点でなかなかごみ減量が難しいということは、今までも議会の中で言ってきたとおりでございます。 問題は、今回のストックヤードをつくって資源物をためていくという形になろうかと思うんですが、このことによって、ごみ減量がどれだけ進むのかということがあろうかと思いますが、1人当たりのごみ量、今、1000グラムを超えている状況があるということで、他の自治体から比べると、釜石市は大変多い状況、これはやはり溶融炉ということで、何でも燃やせるということで、今まで余り資源物を集めるということはしないできたんですが、こういう点で今度、ストックヤードをつくって資源物を保管したり、処理したりするということになれば、当然ながら、1人当たりのごみ量が減ってくると思うんですけれども、その辺がどうなのか、お聞きしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君) 環境課長。
◎環境課長(岩間成好君) 1人当たりのごみ量ということでございます。今現在の1人当たりの家庭ごみ、そして事業ごみということでトータルで釜石の1日1人当たりのごみ量というのは1180グラムほど排出されてございます。今現在、瓶、缶とかそういう資源物を収集しておりますけれども、その収集量を1人当たりのごみと同じような形で人口で割りますと、1人当たり約140グラムほど排出しているような形です。 これが資源物として回収されるわけですが、今回、ストックヤードを建設をして新たに今、回収されていない例えばペットボトルであったり、古着であったりとか、そういうものを回収していきますと、大体154グラムほどになるのではないかなということで推測してございます。 したがいまして、一般ごみは、沿岸南部のほうに入るようなごみから、さらに大体13グラムほど減少していくのかなと思ってございます。
○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。
◆20番(菊池孝君) 今の説明ですと、それでも1000グラムを割らないのかなというふうに思うんですが、資源物を集めながら資源物にしながら、本当にごみ減量は進めていかなければならないと思います。 今、お話にありましたようにペットボトル、これを資源物にしていくということになろうかと思うんですが、私も前にも議会で取り上げてきましたけれども、溶融炉というのはペットボトル大変火力が強いということで、ペットボトルを燃やさざるを得なかったということがあるわけであります。今回、このペットボトルを資源物のほうに回していくということになりますと、当然、ペットボトルのかわりの燃料が必要となってくるということで、コークスとかチップ材、そういうものが今まで以上にふえてくるということになろうかと思うんですが、これは広域の問題でもあろうかと思うんですが、その辺のところ、今回のペットボトルを資源物にしていくということでの溶融炉への影響というのは、どう見ているのかお聞きします。
○議長(佐々木義昭君) 環境課長。
◎環境課長(岩間成好君) 今現在の3市2町の沿岸南部の地域で、ペットボトルを回収していないというところは釜石のみでございます。なので、今、沿岸南部クリーンセンターのほうにペットボトルが入っているのは釜石のみのペットボトルというような状況になってございます。 当市でペットボトルを回収しようとすると、約150トンぐらい回収できるのではないかなということで思ってございますけれども、これが沿岸南部に入らなくなるということになるかと思います。 それで、コークス量が今までサーマルリサイクルということでコークスの助燃剤、ごみの助燃剤といいますか、そちらのほうで活用するというような形にはなってございましたけれども、トータルで150トンほどのペットボトルが沿岸南部のほうの年間のごみ量のほうと比較しますと、大体0.45%ぐらいの量に当たるということで、沿岸南部のほうからお聞きしますと、釜石のペットボトルが入らないことによって、さほど大きな影響はないというようなお話を聞いてございます。また、最近、沿岸南部のほうにはカロリーの高いごみ質になっているということをお聞きしておりまして、設計値を上回るようなカロリーになっているということでございます。 なので、沿岸南部のほうから言わせれば、ペットボトルとかそういう廃プラ系のごみが減ることには、これらの炉を傷める要因が回避されるのではないかなというようなことで伺ってございます。
○議長(佐々木義昭君) 第4款の質疑を終わります。 第5款労働費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 第5款の質疑を終わります。 第6款農林水産業費、質疑を許します。 4番大林正英君。
◆4番(大林正英君) 議長、ありがとうございます。 6款の3項、集団移転跡地整備事業に関連して御質問させていただきます。 本件に関して地権者連絡会ですとか、跡地利用ワークショップが開催されてきていると思いますけれども、各会において地権者、市民の方から要望が聞かれていると思うんですけれども、今年度の実績とその今後の進め方についてお伺いいたします。
○議長(佐々木義昭君)
都市整備推進室長。
◎
都市整備推進室長(竹澤隆君) それでは、お答えいたします。 防災集団移転促進事業による跡地利用でございますが、今現在、順次ワークショップを開催してございます。既に第1回のワークショップを開催した地区といたしましては、室浜地区、箱崎地区、箱崎白浜地区、唐丹片岸地区でございます。 その際に出た意見といたしましては、主に漁業の作業場として使いたい、また、広場的な使い方をしたいと、そういった御意見が出てございます。それ以外の地区につきましては、今後、順次開催していきますし、また第2回、場合によっては第3回というようなワークショップを今後、継続してまいりたいというふうに考えております。
○議長(佐々木義昭君) 大林正英君。
◆4番(大林正英君) ありがとうございます。 私、自分の所業が悪くどの町内会にも今、所属していないものですから、実はどのワークショップにもお邪魔して、地権者の方や市民の方の御意見を直接伺うということをさせてきていただきました。 そんな中で、住民の方々、そういう会合を理解されて集まってきている方もそれほど多くないかなという気もしますが、集まりぐあいですとか、また住民から出た要望、全てを御紹介いただくのは無理だと思うんですけれども、例えばパブリックコメントとかも含めて、住民から出ている要望などについてお伺いすることできますでしょうか。
○議長(佐々木義昭君)
都市整備推進室長。
◎
都市整備推進室長(竹澤隆君) これまで4カ所のワークショップを開催してございますが、確かに参加人数はさほど多くなく、箇所によっては1桁台というような地区もございました。 その出された意見につきましては、先ほど御紹介したとおり、漁業の作業場として使いたいであるとか、みんなが集まる広場的なものが欲しいとか、そういった御意見が多うございました。 以上でございます。
○議長(佐々木義昭君) 大林正英君。
◆4番(大林正英君) 事前にきちんと御質問の内容をお伝えすべきところを十分伝わっていなかったかもしれませんので、私のほうで伺った話として幾つか気になったところがあるんですが、今、まさに来年、再来年かけて復興の住宅がいろいろな形で建設される中で、今まで地権者の方が、十分にお話を聞けてきたという認識を持たれていない方も多々いらっしゃったという認識でおりました。つい最近、市内の某大手スーパーマーケットで行われた地権者連絡会議においても、役所の説明を1年前に伺って、その後何らかの報告がなされ、相談がなされるという認識をされていた市民の方がいらっしゃる中で、例えばそこへのお答えとして資料を送りました。その資料については、確認していただけたのでしょうかというような対話がなされているような場面を拝見し、そこで今、復興を加速する段階で市民の方々の今までの我慢と、これからの協力なくスピードアップすることはできないと、私は思います。 もう少し最後のこの段階で丁寧に、市民の方々に対応していくというスタンスがとても大事だと思いますので、そこら辺はすごく相談ですとか苦情も含め、窓口対応をされている役所の方々の御苦労ははかり知れないものもあると思うのですが、少し最後の段階で頑張っていただきたいなと思うとともに、ここは市長にお願いなんですけれども、その場で今までスケジュールについても市民の方々は、家を建てる計画ですとか、もう御自身のライフスタイルの中で考えてこられた中で、スケジュールがおくれている理由をやはり聞かれる地権者の方もたくさんいらっしゃいます。 そこは、いたし方ないところもあるというように市長は答弁されておりましたが、いつもお言葉を選ばれて、そういう場で回答されているのを本当に敬服いたしますし、一部市民の方には話が長いと言われている方もいるようですけれども、最後の最後に今、市民の皆さんは地権の整理において、調整に時間をかけてこれられましたよねという一言は、もう少しいろいろな考えが異なる中、市民に寄り添うんだと、市長は昨日までの一般質問でも答えておられました。もう少し、寄り添うという気持ちをトップであられる市長がきちんと示されることで、役所の方々もそこを見習われると思いますので、お言葉の最後あやをつくようで申しわけないんですけれども、市民のせいにするということを感じ取られるような対応は、考えて対応されることをお願いしたいと思いまして、質問を終わります。
○議長(佐々木義昭君) よろしいですね。
◆4番(大林正英君) もし答えられるようであれば……。
○議長(佐々木義昭君) 市長。
◎市長(野田武則君) 今、議員のおっしゃることはもう重々承知をいたしましたし、そういったまちづくり協議会とか、そういった場でも多くの市民の皆さんからいろいろと御批判とか、御指摘とか、御提言とかいただいておりまして、議員が思っているのと同じぐらい、あるいはそれ以上に私も責任といいますか、あるいは申しわけなさというのを十分感じているところでございます。 ただ、これも言葉を返すようでございますが、例えばそういう発言があったときに、それは全部そうなのか、あるいはその人だけの問題なのか、あるいはそこの話の真意というのはどのぐらいなのかというのがやっぱりわからないわけでして、それで漠然とした話ししかできないというのが事実でございます。 トータルでは、今おっしゃったとおりその思いは同じでございますが、ただ、一人一人の発言の中身というものについては、やっぱりきちんと裏づけをしながら対応していかなければならないと、こう思っていますので、まずはそういった聞き上手といいますか、それも非常に私としては常に心がけているところでございます。ただ一般論としては、そういう声があるということとともに、それが事実であろうということからしますと、大いに反省をしなければならないことがたくさんあったというふうに思っています。 昨日もこういった意見があって、お話ししたとおりでございますが、今、改めて職員の皆さんにも、私自身も含めてですが、まず対応しているのは復興本部ですから、そのための復興本部の組織のありよう、それから担当者のそれぞれの意識づけ、そういったところに徹底的にこれをもう一回つくり直すといいますか、その指導を徹底していくということが大事だと思っています。 言葉だけではこれどうしようもないので、それに伴う担当者の配置とか、あるいはそういう組織のつくり方とか、これは来年、もしくは次年度にかけてやっていきたいなと、こう思っておりまして、これはそういった反省は十分承知をしておりますし、それを踏まえて復興本部としての組織の対応に今後、重点的に取り組んでいきたいと思っています。 いずれいよいよ正念場といいますか、いわゆる復興住宅に入居する、あるいは自分で家を建てるという、これを目標にしてずっとまちづくり協議会とかいろんな会を重ねて、正直言って職員も毎晩ですよ、ほとんど毎晩、どこかに行って会合に顔を出すと、意見を聞くと、こういうことをやってきて、やっと今、成果をともに共有するという段階になって、今のような状況では、とても喜んで皆さん、手をはたいて喜ぶような状況じゃないということになりますと、これは残念なことです。 特に派遣職員、沖縄から北海道からいろんなところから来て皆さん頑張っておられるのに、誰からも褒められないで、もしかして帰られるような状況になったら、これはとんでもないことです。ですから、一生懸命やっている方々がちゃんとそれ相応に評価をされて、褒められるところまでいかないかもしれませんが、それなりの評価をいただいて、よく頑張ったと、お互いそういった気持ちで復興住宅に入られたり、あるいは家を建てたりというふうにしていきたいものだなとこう思っておりまして、これは今までの反省を踏まえて、ぜひ来年はそういう対応をさせていただきたいということで、議員の皆さんにもよろしく御理解をお願いしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君) 第6款の質疑を終わります。 第7款商工費、質問を許します。 2番山崎将也君。
◆2番(山崎将也君) 7款商工費、商工業振興費、商業施設出店促進事業補助金200万円についてお尋ねします。 市の予算で1企業に対して補助を出して出店を促進するということに少し違和感を覚えるところでありますが、どういう経緯であるのか。また、目的と趣旨について当局の答弁をお願いします。
○議長(佐々木義昭君)
商工労政課長。
◎
商工労政課長兼
リーディング事業推進室長(平松福壽君) お答えいたします。 こちらの制度は、平成22年度から実は始まってございます。趣旨、目的といたしましては、市内のスーパーが閉店してなくなったことによって、買い物が非常に不便になった市民の方、この地域の方の利便向上、あるいは雇用を守る、こういった目的のために市民の要望が強い地域であって、かつ閉店したスーパーに新しく入居してくださるスーパーを出店するための呼び水にするための制度でございます。 したがいまして、さまざまな条件を加えてございまして、決して根拠もなく支出するんではなく、これによって出店を決意してくださった企業がこれまで3社ございまして、今回が4社目といった例でございますので、御理解をいただければと思います。
○議長(佐々木義昭君) 山崎将也君。
◆2番(山崎将也君) ありがとうございます。 概要はわかりました。買い物難民というのは非常に現在、当市にとって大きな社会問題になっております。そういう要望がたくさんあって、閉店したスーパーに助成を出す制度があるというのは理解できました。 鵜住居の仮設に入っておりましたスーパーみずかみも今、閉店じゃないんですけれども、休業状態になっていまして、鵜住居の方々も非常に困っております。鵜住居の奥のほうにも仕事する場所があったりしますので、そこで5時までお仕事をしてその後、皆さん御存じのとおり寺前の交差点を抜けるまでにすごい渋滞があって、買い物に行くのにはマストに行くか、一番近くで薬王堂がありますけれども、生鮮、野菜なんかはそんなにいっぱいは種類も量も置いておりません。買い物しようと思ったら、マストに行くか、遠野に抜けるかというふうな状態になっております。 そこで、子供がいるお母さんなんかは5時までお仕事をして、それから買い物に行くことは無理ですし、1週間分買いだめても物が悪くなってしまうというような状況があります。鵜住居のほうも困っておりますし、また不安も感じております。そちらのほうに市からどこか他店舗のほうに声をおかけしていただくとか、働きがけみたいなものというのは何かないのか所見をお伺いします。
○議長(佐々木義昭君)
商工労政課長。
◎
商工労政課長兼
リーディング事業推進室長(平松福壽君) 鵜住居のみずかみに関しましても、本当に私ども最後まで頑張ったんですけれども、張り紙が張られる瞬間、私、遠野の社長さんと向かい合っていまして何とかなりませんかと、最後のお願いをしておりましたけれども、残念ながら、あのような状況になってしまいました。 今回のみずかみさんの休業につきましては、従業員不足という1点でございましたので、そういったことについては引き続き情報提供などを行いながら、今回の制度などを活用することによりまして、鵜住居地区に新たに出店してくださるスーパーについては、情報収集を引き続き進めてございます。 あわせて今現在、みずかみさんも仮設でお使いでしたけれども、鵜住居地区にこれから徐々に宅地引き渡しが進められまして、新しいまちができる中で、駅前の交流施設ですとか、そういったさまざまなまちづくりができていく中で、どこにどのようなお店が配置されればより魅力的になる、便利になるといった将来の姿も考えながら、何とか鵜住居地区の買い物環境を利便にするようにこれからも引き続き頑張りますので、もう少し時間を頂戴できればと思います。
○議長(佐々木義昭君) 山崎将也君。
◆2番(山崎将也君) ありがとうございます。 了解しましたが、宅地引き渡しが始まる3年後、それ以降になるかもしれないというときまで、買い物が不便なままというのが非常にまずいことだというのは、多分言わなくてもわかることだと思うんです。 そして、またこれも当局の皆さんも御存じのとおり、鵜住居のみならず、震災によって住居が移り変わってしまっている方がたくさんいらっしゃいまして、また一般質問で同僚議員の方からも出ましたけれども、高齢者の買い物の足の確保も切実な問題になっています。いろんな問題がまざって買い物だったり、そのほかの公共交通も含めた交通の問題にもなっています。ちょっと商工業振興費からずれちゃいましたけれども、前向きに取り組んでいただきたいと思っております。また、機会を見つけて経過を聞ければと思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(佐々木義昭君) 答弁はいただきますか。答弁、よろしいですか。 10番合田良雄君。
◆10番(合田良雄君) 商工費の観光施設等維持管理費というのをまず見ているわけでございますが、一般質問でも私、観光施設ということになろうかと思いますが、海への回帰ということで、海のないところ、内陸のほうから釜石に来てくださる観光客、その中で釣りの方の話をしたわけでございます。 特に、女性の釣り客も最近、ふえてきていますということで、何とかそういう環境整備にならないものでしょうかというお話をしましたところ、漁協さんのトイレを使ってもらうような方法もあるけれども、何せ維持管理が大変です、費用もかかりますというような御答弁があったわけでございますが、そういった中で、ぜひこの釜石のよさ、海の観光という意味でも、釣り客にとってとてもいい対応、もてなしもできるという意味での環境整備の中で、漁協さんに対するトイレを使わせてもらえるんであれば、海辺の公園的な感覚で、こういうトイレの清掃の維持管理費というようなものは検討できないものかどうか。あるいはまた、それが難しければ、何かいい方法でもないのでしょうかということをお尋ねしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君)
観光交流課長。
◎
観光交流課長(菊池公男君) 漁港の管轄ということで、直接的には観光の部分とはちょっとあれなんですが、観光的な視点からの御答弁をさせていただきたいと思います。 当方でも、さわやかトイレ等を管理させていただいておるんですけれども、漁協という漁業の生産の場に釣り客が入ってくる、それについての対応ができるかどうかという中で、現段階におきましてそういう話、あるいは協議というのを我々は、漁協サイドとはしておりません。ただ、そういうのが可能かどうかというのは、漁協の方々からお聞きする、あるいは協議するということは可能だとは思います。ただ、今の段階であくまで漁業、生産の場でございますので、そこに観光客が入るということについては、いろいろと協議、検討を進めた上で対応すべきものとは考えております。 またあと、維持管理につきましては、そのとおりほとんど浄化槽等があるトイレだと思いますので、その維持管理には相当経費もかかります。そういう中で一般の方が、特にも漁業者の方が、そういう仕事に携わっている時間であれば可能なのかもしれませんが、そうじゃない時間に来られた場合に、トイレをあけておくというのは非常に漁協の負担が大きいと思いますので、それについても、あわせて検討していくべきだとは考えております。
○議長(佐々木義昭君) 合田良雄君。
◆10番(合田良雄君) 使わさせてもらえるんであれば、何かいい方法ないでしょうかということをちょっとお聞きしたかったんですが、私自身考えたのは、もしオーケーであれば、外国並みによく100円とかお金を入れて使わさせてもらうというような方法もあるわけでございますね。そういうふうなことも、今後お願いというか、呼びかけとか、そういうこともどうかなというふうに考えたところでございます。 二、三日前も、釜石に赴任されているある技能職の方なんですけれども、2年ほど前に釜石に来た女性の方なんですけれども、釜石に釣りでいいところないでしょうかという問い合わせがあったように聞いておりますので、ぜひ前向きに検討していただければなと、こう思うところでございます。 そして、やはり高いところからのビューポイントでいいところを考えてくれませんかという中で、特に大平墓地公園は、上のほうに行くと見晴らしがいいんですね、確かに。ただ、歩いていかなければいけない、そういうことでちょっと足の不自由な方、高齢の方には不便なわけですけれども、そういった中で、何か4人ぐらい乗れるケーブルカー、高低差のあるところにはケーブルカーみたいなものを設置して観光の施設として考えていると、そういうようなところもあるわけでございますが、そのようなことを考えておられないかどうか、お尋ねしたいと思います
○議長(佐々木義昭君)
都市計画課長。
◎
都市計画課長(長野勝君) ただいまの御質問にお答えいたします。 大平墓地公園ということでありますが、展望台ということになっておりますが、今、御提案のあったケーブルカー、その設置につきましては、その整備費用だけでも多額な金額、あわせて維持管理費も相当要することというのが考えられますので、なかなか非常に厳しい状況にあると思いますので、御理解いただきますようお願いいたします。
○議長(佐々木義昭君) 合田良雄君、いいですか。
◆10番(合田良雄君) はい。
○議長(佐々木義昭君) 18番赤崎光男君。
◆18番(赤崎光男君) 商工費に関連して、観光振興事業についての内容、これは簡単で結構です。それと三陸の永遠のテーマになりますけれども、冬場の観光ということについて考えがあれば、お聞かせ願います。
○議長(佐々木義昭君)
観光交流課長。
◎
観光交流課長(菊池公男君) 観光の振興事業ということで、今現在、震災以降もそうですけれども、イベントを初めとしまして観光客の誘致、それから宿泊場所の確保、ホテル等、そういうのをどんどんつなげながら、人に来ていただくということに伴う地域住民との交流、それらに伴う活性化、それとあわせまして観光産業の活性化ということで、観光産業は非常に裾野が広いですので、サービス産業という中で物産でありますとか、宿泊、飲食、これらの少しでもそれがお客さんに来ていただいて拡大できるようにということを、一生懸命、振興事業としては取り組んでございます。 それから、冬場の観光ということなんですけれども、やはり釜石におきましては、基本的に観光施設、観光対象なんですけれども、これまで中心だった海が今現在、なかなかできない状況にあるんですが、そういう中で橋野鉄鉱山のほうには非常に多くの人に来ていただいて、さらに鉄の歴史館のほうの入館者数も非常に多くなっているという状況の中で、実は青ノ木のほうは冬場になりますと、どうしても雪の問題がございまして、我々とすれば、冬場も来たいという声は実際にあるんですけれども、なかなかそれは難しいという中で来た場合には、何とか当方でお願いしているボランティアガイド等に行っていただいて、可能であれば、現地を見せたいという希望はございます。
○議長(佐々木義昭君) 赤崎光男君。
◆18番(赤崎光男君) 何とか橋野高炉跡の冬の活用ということをお聞きしたかったんです。というのは、これひょっとして今から3月まで雪降らない可能性もありますよね。その場合でも、本当にこれは閉鎖ですか。あと釜石駅に世界遺産を求めてきているかなりの車が私、あると思うんですけれども、あの人たちはどこに行くのでしょうか。恐らく鉄の歴史館等であろうと思いますけれども、せっかくフィールドミュージアム構想というのがあるので、もうちょっとストーリーを見せるというか、勉強をさせるのが恐らく世界遺産につながると思いますので、その辺のフィールドミュージアム構想も含め、雪が降った場合、いろいろ難しいのはわかっていますけれども、それでも何とかしていただかないと、これ本当に雪が降らないで、あれ、これあけておけばよかったななんていうことになるかもわかりませんので、その辺のことを何とか期待したいと思うんですけれども、どうでしょうか。
○議長(佐々木義昭君)
観光交流課長。
◎
観光交流課長(菊池公男君) 議員、御質問の内容のとおりでございまして、我々観光サイドとしても、冬場の観光が弱い中で青ノ木の橋野鉄鉱山は、非常に魅力的な観光資源でございます。その場合であっても、やはり第一に考えなければならないのは、来た方の安全対策でございまして、まず市道の除雪等もそうなんですが、あわせて史跡の中に入る場合、この間、12月に来たお客様にも実は革靴で来られるもんですから、長靴を貸して見ていただくという状況になっておりまして、また1月の末にもそういうツアーが来たいという話等もあるんですが、やはりどうしても自然状況、これだけはなかなか読めない状況ございまして、それに対応するとなると、非常に人も、お金も、労力も相当かかるもんですから、できる範囲ではやっていくとしか、今現在では答えられない状況ではございます。
○議長(佐々木義昭君) 赤崎光男君。
◆18番(赤崎光男君) あと私、一般質問の内容とちょっとダブりますけれども、企業もですけれども、これから復興もにらんだ場合、新たな産業づくりというのが必要だと思うんですけれども、これがやっぱり一番可能性あるのは世界遺産だとか、ラグビーだとか、これ身近なところだと思うんです。ですから、何も本当に何百人、何千人の企業誘致も大事ですけれども、身近にできるもの、例えば釜石の特産品に世界遺産であるとかラグビーの冠をつけたりとか、恐らくこれ著作権の問題もあると思いますけれども、世界遺産ならオーケーかなと思います。 例えば、特産品につけるであるとか、例えばお菓子の開発であるとか、そういうふうなことをもう既に始まっていないと、これおかしいと思うんですね。これ当局に聞いても、ちょっと筋違いだとは思うんですけれども、これぜひとも企業が率先的にやって、もうとにかく世界遺産のお菓子が釜石でも20も30もあるよという雰囲気を、何とかこれは観光サイドで、商店のほうにお願いするとか、そういうふうなことをやっているかと思いますけれども、現実私は世界遺産というレッテルでのお菓子はそれほど見たことはありませんので、これ全くビジネスチャンスだと思うんですけれども、その辺のことについてお聞かせ願います。
○議長(佐々木義昭君)
観光交流課長。
◎
観光交流課長(菊池公男君) お答えいたします。 この物産につきましては、我々も非常にビジネスチャンスと捉えておりまして、地元の企業といいますか、実はそういうお菓子等をつくっているところ等も含め、いろいろと情報提供させていただいたりですとか、あとは世界遺産の
シールですとか、そういうものを作成した上でいろいろと御相談はさせていただいてございます。 ただ、現実問題として市内のそういうお菓子、あるいは世界遺産と銘打ったそういう物産がないのも事実でございまして、今現在、橋野の産直といいますか、どんぐり広場のほうで売られておりますのも、実は市外の業者がいち早く来て何とか売りたいということで、当方ではなるべく地元の保護ということで抑えておったんですが、一応そういう販売の展開をしているということでございまして、これを機会に今が非常にチャンスですので、これまで以上に地元のそういう方々に御相談した上で、我々行政がやられるところの限界はありますが、支援も含めて、それらをもっとこれまで以上に頑張って、いいお土産を売っていただくように進めていきたいというふうに考えております。
○議長(佐々木義昭君) 14番山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) 先ほども質問が出ましたが、商業施設出店促進事業補助金200万に関連してでございますが、その北高跡地に出店しておりましたスーパーが現在、定員の確保ができないということで休業中と、これは担当課長が、その経営者といろいろお話し合いをされたという答弁でしたが、再開の見通しはあるんでしょうか。ないまま、このままずるずるといくのかどうなのか、あるいはずるずると行った場合に、もし他のスーパー等が進出してきたいという場合には考えるのかどうなのか、その辺についてお尋ねします。
○議長(佐々木義昭君)
商工労政課長。
◎
商工労政課長兼
リーディング事業推進室長(平松福壽君) 再開の見通しについてでございますけれども、求人につきましては引き続き出されておりまして、必要な人員が確保でき次第再開したいといった御意向をお持ちのようでございます。 あとは、ほかの店とのかかわりの件でございますが、今現在、仮設店舗の中には什器備品がそのまま置かれております。したがいまして、再開をしていただくためには、今、そういった意味でアドバンテージはやっぱり今、休業していらっしゃるお店にあるのかと、基本的には思ってございますけれども、やはり時間の経過とともに、それでは実際どうなるのかといったお声も頂戴しておりますので、その辺、順序をきちんと踏まえて、各方面に影響のないような順序立てた考え方の中でより広く可能性を探りたいと、ちょっと回りくどい言い方になりますが、そのような考え方でございます。
○議長(佐々木義昭君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) アドバンテージという、今お話しでしたが、いつまでもずるずると今の状況が続くようでは、やはり住民の方々が大変な思いをしております。先ほど同僚議員が申したように、本当に高齢者が多いわけです。大槌町あるいは釜石市内に来るとなりますと、もう交通費もかかってまいりますし、本当に厳しい中で生活をされているわけです。ですから期限を切って、再開ができないのであれば、別な方法をといいますか、別な出店者をやはり模索すべきではないのかなと思うんですよ。この先、2カ月も3カ月もというようなことでは、やはり問題が大きくなっていくばかりであります。 ですから、早々にこれは決着をつけるべきである。あるいはまた、店員が集まらないというのは、多分そういう待遇のこともあるのかなと思いますし、どうしても給与の高いほうに高いほうにと労働者は流れますから、ですから、そういった面で支援をすることによって、あるいは出店も、また再開も可能になるというようなことも考えられますし、ですから、やはり期限を切って交渉に臨んでいただきたいと思うんですが、その点についてはいかがなものか。 もう一つは、復興をにらみながら、鵜住居地域にかつてスーパーもあったわけですが、現在、そういうオファーがあるのかどうか。スーパーが進出してくるとなりますと、駐車場を含めてそれ相応の面積が必要になってきますが、そういったことも考えた上で、
区画整理事業を進めておられるのかどうか、お尋ねをいたします。
○議長(佐々木義昭君)
商工労政課長。
◎
商工労政課長兼
リーディング事業推進室長(平松福壽君) 期限を切って検討すべきではないかといったお尋ねでございます。 そういったことも視野に入れながら、地元の方とも十分意見交換して、今後の進め方をちょっと決めてまいりたいと思ってございます。 あとは、ほかの店からのオファーがあるのかといったお尋ねもございましたが、土地利用もございまして、実際、鵜住居地区の皆さんとは、昨年6月、仮換地が告示されましてから、その翌年4月から地元の商店街の皆さんと何度か話し合いを重ねてまいりまして、土地利用、出店の御意向、その中でどこにどのような形で商店街とか、お店ができればいいのかというような意見交換を何度かさせていただきました。あわせて鵜住居地区で今、検討を進められております各交流施設ですとか、公共施設の配置も踏まえて、どこにどのようにみんなで商店街をつくっていこうという話はしておりますけれども、今現在、残念ながら、核となる店舗につきましては、御報告できるような具体化には至っておりません。 引き続きこれにつきましても、地元の方と十分意見交換しながら、ぜひ実現に向けて進めてまいりたいと思ってございます。
○議長(佐々木義昭君) 山崎長栄君。
◆14番(山崎長栄君) これは非常に重要な課題だと思うんですよ。鵜住居地区、栗橋方面を含めて、あの方面に大槌町以外ではそういうスーパー、核となるような店が震災前はありましたが、今、全くそういう出店の計画がないということは、核になるスーパーがないということは、住民にとっても、あるいはまたまちづくりを進めていくという視点からも、やはり考えるべき課題であろうと思うわけです。 これは確かな情報ではありませんが、遠野地域に出されておりますスーパーが、沿岸地域にぜひ山田から釜石の間で出店したいというようなお話も伺っていることもありますし、全くそういう情報が当局、全然持ち得ていないのかどうなのか、これは早い時期に決めていきませんと、間もなく2年後ぐらいに換地がされていきますから、どんどん住宅が建ってまいります。そうしますと、高齢者のそういう方々が多いわけですから、歩いて、あるいは自転車での買い物ができるというようなまちづくりを真剣になって考えていきませんと、うちを建てたが、さて買い物は不便だと、不便なまちで非常に住みづらいまちになってしまったら、これはやはりまずいだろうなと思いますし、そういった面で、今スーパーとなれば、それ相応の土地が必要ですから、市有地となりますと、片岸地域も含めて検討すべきではないのかなと思いますし、そういったことでのこれからの考えを伺っておきたいと思います。
○議長(佐々木義昭君)
商工労政課長。
◎
商工労政課長兼
リーディング事業推進室長(平松福壽君) いずれ一刻も早く、鵜住居の皆さんに安心していただけるように、その出店の決定に向けてこれからも情報収集と、関係者との協議を進めたいと、まず思ってございます。あわせまして、実は先日のみずかみさんの話でもありますけれども、若干課題になっておりますのが、今すぐ出店しようといたしますと、仮設の店舗にならざるを得ないと。ただ、いずれ近いうちに1年、2年の間に宅地引き渡しが始まって、その際にはさらに本設となると、そういったことで、今タイミング的に投資をするのにためらう時期があるといった、実は指摘もございまして、そういったところ、将来の絵姿を見据えながら、どのタイミングでお店をつくっていただくのがいいのか、双方にとっていいのかということが残念ながら課題としてありまして、そこについては、引き続き関係者と協議を進めていきたいと思ってございます。 いずれ土地に関しましては、土地区画整理の換地が落ちつきましてから、ここについてこういった商売に使える土地があるのではないかといった情報収集は重ねてございますので、一刻も早く実現できるように、引き続き地元の皆さんと意見交換を進めていきたいと思ってございます。
○議長(佐々木義昭君) 産業振興部長。
◎
産業振興部長(古澤茂樹君) すみません。今のお話、
商工労政課長からも答弁ございましたけれども、議員のほうから、先ほど期限を区切ってというお話がございました。私も直接、社長さんとお会いしたことがございますけれども、社長さんのほうからは鵜住居地域については、大変お世話になったということで、再開についてはこれからも検討していきたいというお言葉は頂戴しておりますけれども、いわゆる時間的な問題もございますので、その時間的な問題も含めて改めてお会いをして、意見交換をさせていただきたいというところでございまして、もう一点の新たな進出という情報については、我々としても、これから情報収集に努めたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(佐々木義昭君) 11番古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) 今の同僚議員の質問と同じような質問になろうかとは思いますけれども、実際の話、本当に今の名前が出たんで言いますけれども、スーパーみずかみが今回、北高跡地に出店する際に、国・県の補助金を受けておられるのかどうか、それをまずお伺いしたいです。
○議長(佐々木義昭君)
商工労政課長。
◎
商工労政課長兼
リーディング事業推進室長(平松福壽君) 一部受けていらっしゃるとお聞きしてございます。
○議長(佐々木義昭君) できるだけ同じ質問は、重複する質問は避けるように……。
◆11番(古川愛明君) 中身変えます、中身違います。
○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) そういうことで、恐らく次の段階の新たな出店といっても、補助金の問題があって、なかなか難しい話だと思います。本当にまちづくりの核になるのは、そのとおりです。土地の話にしても、区画整理で大きな土地があるのは事実ですが、それをもう目指して医療関係、その店舗関係がもう入っているわけです。判断を誤ると、本当に核になる店ができなくなるというのは、実際それはもう課長が掌握しているはずです。 そして、もう本当に今、すぐにも新たな店舗にアプローチかけたほうがいいって思います。その今、部長が言うように、みずかみさんを鵜住居にしようなんて、もちろんあそこの店舗で長々やっていたわけだから、世話になったはずです。でも、店員が少ないから営業ができない話じゃなくて、今回の件に関しては、やっぱり住民も本当にスーパーを利用する立場にならなければいけないというのも、もう皆さんに周知しながらやっていかなければならない。実際、あの店舗だと100万から150万の水揚げがないとやっていけないというのはあるわけですから、そういうのもあっての今回の話みたいなんで、その辺は課長、よく説明していただきたいし、今後、新たな展開をまち協ともやっているわけですから、その辺のことをよく説明していただきたいと思います。
○議長(佐々木義昭君)
商工労政課長。
◎
商工労政課長兼
リーディング事業推進室長(平松福壽君) まず最初に、小売スーパーを取り巻く環境のことについてちょっとお話をしたいんですけれども、今現在、有効求人倍率が非常に高い中で、各業態によって高いところ、低いところございます。その中で、今一番厳しい環境に置かれております業種の一つが小売、サービス業でございます。製造業が一時は人集めに四苦八苦した時期もございましたけれども、今は逆に製造業の復興が進みまして、かつ製造業は比較的休みとか、勤務時間がはっきりしているために土・日休むことがなかなか難しい小売スーパーが今、苦境に陥っているといった、全般的な傾向がございます。したがいまして、小売業はどこでも人手不足だといった状況がまずございます。そうした中での人員の勧誘といったことなので、どこの店も苦戦されているといったことがまず1つあるといったことだと思います。 あと今、議員さんから御紹介いただきました鵜住居の皆さんとのこれまでの積み重ねですね。私たちはこれを大事にしながら、鵜住居の皆さんと一緒になってこのまち、商業のあり方考えていきたいと、これまでも思ってございます。 これまでのところ、土地を区画整理換地後に土地を例えば有効活用していただいても構わないと言っている方と、それを有効活用したいと言っている方の間に入ってマッチング作業を進めることによって、住民の方が一応望んでいらっしゃる、例えば医療機関ですとか、買い物をするお店ですとか、準公共機関ですとか、そういったものの立地が幾つか決まってきたものもございますので、これを引き続き作業をし続けて、一日も早い鵜住居地区の利便の向上と、この買い物環境を整えることにもう少し力を入れていきたいと思ってございます。 ただ、今現在、本当に核店舗についてまだ決めることができないでおりまして、本当に申しわけなく思ってございます。
○議長(佐々木義昭君) 古川愛明君。
◆11番(古川愛明君) もう課長とは何回も話ししているんで、わかるとおり、
区画整理事業でも、そのままその土地を相続できなくて売れない状況の土地という、その大きい土地持っている方がたくさんいるわけです。そういったふうな場面もあるんで、本当に寸分置かずにアプローチかけてどんどんやっていって、人材が足りないといえば、要するに役所の行政のほうが足りない場面があるでしょうけれども、地域の方たちは待っている状況、本当に土地が欲しいと指くわえて待っている方がいるのも課長は知っているはずです。 そういったふうなところに飛び込んでいってやっていただいて、本当に一番先に決めなければいけない店舗で核なはずです。これがなければ、鵜住居にせっかくメモリアルができました、交流センターができました、体育館ができました、ラグビーを開催しましたといっても、肝心な我々が買い物するところがないとなれば、まちにはならないと思うんで、その辺、よろしくお願いします。頑張ってください、お願いします。
○議長(佐々木義昭君) 第7款の質疑を終わります。 暫時休憩いたします。 午後3時14分休憩
--------------------------------------- 午後3時40分再開
○議長(佐々木義昭君) 休憩を打ち切って、会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、平成27年度釜石市
一般会計補正予算(第8号)、歳出の審議を続行いたします。 第8款土木費、質疑を許します。 20番菊池孝君。
◆20番(菊池孝君) 災害復興公営住宅建設事業1億8125万7000円が計上されております。この事業は、上中島の復興公営住宅Ⅰ期とⅡ期とありますけれども、ことしの2月に2期目が完成をしたということで、その駐車場を確保するということでの土地の確保としての事業費ということで提案されております。 しかし、計算をしてみますと、1億8000万円ほどというふうになり、用地の面積からいきますと、大変高過ぎる感じがするんですが、恐らく用地だけではないというふうに思うんですけれども、この点で1億8125万7000円の事業費は、用地のほかにどういうふうなものがあるのか、お聞きをしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君)
復興住宅整備室長。
◎
復興住宅整備室長(三浦康男君) お答えいたします。 予算要求額1億8100万円の内訳ということになります。この内訳になりますが、用地の取得代、土地代が1億700万、それから建物の解体費が4700万、そして交付金の上限額を限度として、調整費として2700万を見ての合計1億8100万となっております。 なぜ調整費かと申しますと、土地代の単価に当たりましては、Ⅱ期の不動産鑑定の価格を参考として算出したものでありますし、解体費についても、まだ概算の状況というところで、少し余裕を見たというところで、調整費を含めての1億8100万というふうになっております。
○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。
◆20番(菊池孝君) 土地代が1億700万で、あとは4700万、解体費含めてということのようですが、私は通常は土地を売る場合には、解体費は自分で持つのが普通なような気はするんですが、こういう点で今回は4700万円ほどを見ているということのようであります。 次に、お聞きしたいのは、駐車場の整備なんですけれども、台数が84台分ということなんですが、現在、公営住宅のⅡ期分にはそれなりの駐車場ができております。あわせますと、多分これ全部で150何世帯分だと思うんですが、そういう点で、今度の84台分は全体的に中のほうと合わせると、どれだけの駐車場の個数となるのか、お聞きをしたいと思います。 それから、もう一つは84台分、これはアパートの1棟分を解体してつくるということなんですが、ちょっと図面上で見て、アパートだけじゃなくてということのような感じもあるんですけれども、スペース的に間に合うのかどうかということをお聞きしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君)
復興住宅整備室長。
◎
復興住宅整備室長(三浦康男君) お答えいたします。 駐車台数84台の内訳でございますが、Ⅱ期工事の中では、敷地内に115台分の駐車場が確保できております。市では公営住宅の整備に当たり、駐車場の整備台数を戸数分100%確保するということを基本としておりまして、それによりますと、156戸の整備に対して現在115台分しかないことから、不足分が41台分あるということになります。 それとあわせて、入居者の方からの要望で大規模な団地になりますので、来客用の駐車場がないのではないかとか、それから100人規模の集会施設も同時に敷地内にありますことから、その集会室利用者用ということも含めまして、プラス43台を見て合計で84台整備している状況でございます。 あとひとつ敷地が間に合わないんじゃないかという御心配の御意見でしたけれども、今Ⅱ期の土地をそのまま川側のほうにずっと引っ張っていった形での残りの敷地では、1棟分のアパート、今壊した敷地で十分84台確保できるという、その図面をつくっております。
○議長(佐々木義昭君) 菊池孝君。
◆20番(菊池孝君) 43台分ということなんですが、これは集会場に来た方々を含めて使えるようにということですが、今、家庭では1台ということよりも、1世帯で2台の車を持っている方もいらっしゃると思うんですが、当然ながら、持っていない方もいるかと思うんですけれども、その2台必要とするような場合には、それを確保しなければならないと思うんですけれども、そういう点での今、43台分あいているということでなんでありますが、その辺、今後どうするのかお聞きしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君)
復興住宅整備室長。
◎
復興住宅整備室長(三浦康男君) 議員おっしゃるとおり、入居された方全てが車を持っている方ではないのは、そのとおり実情としてあります。今現在も115台の中で、2台目の希望をとって間に合っている状況というのもあります。 ただし、公営住宅ということで、今後、人の入れかわり等があって、上中という立地上、若い世代の方々が今後、入れかわりで入ってきたときに、やはり2台目という希望の中で、駐車場の要望があったときに対応できないと大変だなということで、基本戸数分を確保することと、プラスアルファーということで、今、考えているところでございます。
○議長(佐々木義昭君) 第8款の質疑を終わります。 第10款教育費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 第10款の質疑を終わります。 第11款災害復旧費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 第11款の質疑を終わります。 第12款公債費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 第12款の質疑を終わります。 以上で歳出の質疑を終わり、第1条の質疑を終わります。 第2条繰越明許費、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 第2条の質疑を終わります。 第3条債務負担行為、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 第3条の質疑を終わります。 第4条地方債、質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 第4条の質疑を終わります。 お諮りいたします。議案第153号は質疑を打ち切って採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認め、これより採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(佐々木義昭君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(佐々木義昭君) 日程第12、議案第154号平成27年度釜石市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第154号を採決いたします。本案を原案のとおりに決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(佐々木義昭君) 日程第13、議案第155号平成27年度釜石市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第155号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(佐々木義昭君) 日程第14、議案第156号平成27年度釜石市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 3番佐々木聡君。
◆3番(佐々木聡君) 予算の概要と主要事業、7ページの項目の16番ですけれども、汚水管路整備事業の変更ということでありますけれども、この内容をもう少し詳しく説明をお願いいたします。
○議長(佐々木義昭君) 下水道課長。
◎下水道課長(鳥居賢一君) 変更の詳細ということですが、嬉石地区の汚水管については、今、釜石でも最大口径の1100ミリの管渠を現在、布設しているところであります。一般的な施工方法と違い、沈埋工法、これは掘削断面に安定液を入れ、そのまま布設するという工法を採用しております。試掘の結果、その安定液が流出する土質であると確認できたため、流出防止の補助工法が必要となったものでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(佐々木義昭君) 佐々木聡君。
◆3番(佐々木聡君) 次に、汚水管の布設に関して質問なんですけれども、釜石市における下水道の流入先は、ほとんどかなりの世帯数が大平処理場に流入して、下水処理されるわけですけれども、この大平地区に近い地域、例えば嬉石、あるいは松原といった地域の汚水管の布設の工事進捗状況というものはどのような進捗なのか、御説明をお願いしたいと思います。
○議長(佐々木義昭君) 下水道課長。
◎下水道課長(鳥居賢一君) 嬉石・松原地区の管渠が大事、まさしく議員おっしゃるとおりだと思います。下水道施設においては、処理場に近い東部地区、特に嬉石・松原地区の施工が先ほど申しましたとおり、釜石での最大口径の管渠であることから、大事であると認識しております。 嬉石・松原地区においては、
区画整理事業に合わせて100%の工事発注をしており、工事の進捗率は現在50%ほどとなっております。
○議長(佐々木義昭君) ほかに発言ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第156号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(佐々木義昭君) 日程第15、議案第157号平成27年度釜石市
漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第157号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(佐々木義昭君) 日程第16、議案第158号平成27年度釜石市
魚市場事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第158号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
○議長(佐々木義昭君) 日程第17、議案第159号平成27年度釜石市
水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第159号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第18、議案第160号土地の処分に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第160号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第19、議案第161号
只越復興住宅4号(仮称)の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第161号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第20、議案第162号市道路線の認定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第162号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第21、議案第163号市道路線の廃止に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第163号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第22、議案第165号平成27年度
室浜漁港海岸災害復旧(その2)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてから、日程第25、議案第168号
室浜復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについてまで、4件を一括議題といたします。 なお、ただいま議題に供しました議案はいずれも追加議案でありますので、一括して当局の説明を求め、審議は1件ごとにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 ただいま議題に供しました各議案について、順次当局の説明を求めます。
総務企画部長。 〔
総務企画部長正木隆司君登壇〕
◎
総務企画部長(正木隆司君) ただいま議題に供されました議案第165号平成27年度
室浜漁港海岸災害復旧(その2)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてから、議案第168号
室浜復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについてまでの議案4件につきまして、順次御説明申し上げます。 追加提出議案書の1ページをごらん願います。 議案第165号平成27年度
室浜漁港海岸災害復旧(その2)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて、御説明申し上げます。 この議案は、室浜地区の高台移転に伴う引き渡しが始まるに当たり、取り壊された既存防潮堤の代替措置として仮盛り土をすることにより、津波被害の軽減を図る工事を行うもので、去る12月10日に随意契約による見積徴取を行った結果、株式会社山長建設に9億6660万円で決定いたしましたので、12月14日に仮契約を締結しております。 なお、工期は議決の日から平成28年3月25日までとなっております。 2ページをごらん願います。 議案第166号釜石市
北ブロック復興整備事業箱崎半島2号線
道路新設工事の
変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて、御説明申し上げます。 この議案は、平成27年1月23日に締結した釜石市
北ブロック復興整備事業箱崎半島2号線
道路新設工事の請負契約について、復興関連他事業との事業量及び土量配分計画の調整により、それらに係る経費を8461万5840円増額しようとするもので、去る12月1日に戸田・青紀土木特定建設工事共同企業体との間で仮契約を締結しております。 なお、工期は平成27年1月23日から平成28年3月30日までとなっております。 3ページをごらん願います。 議案第167号釜石市
中央ブロック復興整備事業嬉石松原地区造成工事(その3)の
変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて、御説明申し上げます。 この議案は、平成26年10月20日に締結した釜石市
中央ブロック復興整備事業嬉石松原地区造成工事の請負契約について、隣接する街区の造成高の見直しに伴い、本工事の計画高を変更し、軽量盛り土に係る経費を1億8706万1400円減額しようとするもので、去る12月1日に株式会社熊谷組・株式会社小澤組特定建設工事共同企業体との間で、仮契約を締結しております。 なお、工期は平成26年10月20日から平成28年1月31日までとなっております。 以上、議案第165号から議案第167号までの議案3件につきましては、予定価格が1億5000万円以上の契約締結、及び議会に付して締結した契約を変更する契約でありますことから、地方自治法第96条第1項第5号、及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 次に、4ページをごらん願います。 議案第168号
室浜復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについて、御説明申し上げます。 この議案は、東日本大震災で被災した方々の住まいを確保するため、
室浜復興住宅(仮称)を1億5444万円で取得しようとするもので、平成27年12月4日に株式会社平野組・有限会社佐々忠建設特定共同企業体との間で、仮契約を締結しております。 以上、議案第168号につきましては、地方自治法第96条第1項第8号、及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 以上で提案理由の説明を終わります。 よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(佐々木義昭君) 以上をもって当局の説明は終わりました。 お諮りいたします。議案第165号から議案第168号までの4件については、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第22、議案第165号平成27年度
室浜漁港海岸災害復旧(その2)工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第165号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第23、議案第166号釜石市
北ブロック復興整備事業箱崎半島2号線
道路新設工事の
変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第166号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第24、議案第167号釜石市
中央ブロック復興整備事業嬉石松原地区造成工事(その3)の
変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第167号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第25、議案第168号
室浜復興住宅(仮称)の取得に関し議決を求めることについてを議題といたします。 これより質疑を許します。 6番木村琳藏君。
◆6番(木村琳藏君) この件につきまして、今まで完成して入居済みの戸建て公営住宅、その辺の平均というより建設単価、坪単価をちょっと調べてみたんですよ。というのは、この前自分の友人も被災してハウスメーカーを頼んでうちを建てたいということで、ちょっと相談受けましたんで、それで坪単価を調べてみたんです。そうして大石は戸建て3戸、これが大体坪単価84万なんですよ。それから箱崎、これが9戸、これが79万です。それから尾崎白浜、これちょっと建設の関係で調べていただきたいなと思って、今出すんですが、5戸なんですが、坪単価約100万なんですね。それから唐丹町の片岸、これは4戸なんですが、97万です。それから小白浜の復興住宅とは別に3軒、公営住宅があるんですが、それが85万と、これは多分ハウスメーカー積水さんのほうで請け負った形で、大分安くしていただいたというお話を伺っていますが、そういう形で85万。それから、今回の室浜につきましては、7軒なんですね。これの内訳を見ますと、1LDKが3戸に2LDKが4戸ということで、坪単価90万です。あとは本郷、これ12戸なんですが、坪単価75万です。 これを見ますと、公営住宅なんですが、異常に坪単価が高いというような感じがするんですよ。というのは、これは今後、自力再建がどんどん進んできて、自分でうちを建てたいといった場合に支障になるではないかなというあれでお聞きするわけなんですが、それで市とすれば、標準建設費というのか、その辺は大体どのくらいに見ているのか、お尋ねをいたします。
○議長(佐々木義昭君)
復興住宅整備室長。
◎
復興住宅整備室長(三浦康男君) お答えします。 標準建設費のお話でございますが、標準建設費で坪幾らという表現がないものですから、今お話しにありました各地区の坪単価を参考にしていただければと思うんですけれども、大体標準しますと、80万から90万の間でということに設定されている形になります。 この単価なんですが、震災前から比べまして、市場の状況を反映して国のほうからも約30%上げていただいたという経緯がございます。平成27年の1月で30%上げた形で設定されております。 それと、先ほど尾崎白浜が100万、唐丹の片岸が97万というお話がありましたけれども、こちらの2つの単価については、造成費とそれから外構工事も含んでの単価になっているようで、それを除いて比較しますと、尾崎白浜が90万、唐丹の片岸が89万というふうな形になっていますので、ほかの地区ともあわせまして80万から90万の間、標準の中におさまっているのかなというふうに考えております。
○議長(佐々木義昭君) 木村琳藏君。
◆6番(木村琳藏君) わかりました。 造成工事を含んで100万、それから片岸は外構等も合わせて89万と、そういうふうな話なんですが、私が言いたいのは、やはり1LDK、これは55平米以下ですよね、約16坪以下、それから2LDKになると、65平米以下で19坪なんだということなんですね。これを例えば、一般市民のほうにこれを発表すると、どうしてそんなに高いのというような声が聞かれるんですよ。ちなみに自分の友人がハウスメーカーと話をして協議した結果、何だかんだで約55万円ぐらい、そうすると、この中で余りにも開きがあり過ぎるんですね。 多分公営住宅なもんですから、普通の民間のあれよりは、ちょっとハードルが高いのかなという気はしていますけれども、その辺等についてはどうなんでしょう、お答えお願いします。
○議長(佐々木義昭君)
復興住宅整備室長。
◎
復興住宅整備室長(三浦康男君) お答えします。 民間の住宅が約55万ぐらいじゃないかというお話です。市のほうでも今、加算支援金の支給の実績から見て、大体50万円の後半から60万円の前半で民間の住宅が建てられているというふうに認識しております。 公営住宅の単価と20万から30万の開きがあるということに関してですけれども、建物はどうしても規模が小さくなれば、割高になるというふうに言われます。住宅に関していいますと、設備が一番影響してくるんですけれども、お風呂とか洗面所、それからキッチンというのは、建物が大きくても、小さくても同じものがつきます。それで面積で割り返したときに、どうしても割高になるという傾向がありますとともに、議員おっしゃるとおり、公営住宅ということで、耐久性を持たせた上で断熱材をかなり綿密に入れていることとか、基礎をしっかりとつくっていることとか、あわせましてどうしても高い設定になります。 あとあわせて釜石の場合は、ガスと、それから電気、民間だともうどちらか選んで、そのためだけの設備を施工するんですけれども、釜石の公営住宅の場合は、入居される方がガスでもIHでも電気でもどちらでも選択できるようにということで、その設備に関して二重に投資しているという部分もありますので、少し割高になっているという傾向があります。
○議長(佐々木義昭君) 木村琳藏君。
◆6番(木村琳藏君) 大体内容については、了解いたしました。 ただ、余り先ほど言いましたように、これ繰り返して大変申しわけありません。はっきり言いまして、これから建設しようとする方に影響がないかなというのが一番恐れているんです。ですから、例えば、相談窓口みたいな形つくる場合に、今多分設けておるとは思うんですが、その辺の対応もひとつアフターのほうもお願いしたいなと。いや、この数字ではとてもじゃないけれども、30坪のうち建てたって、到底じゃないですけれども、80万平均にしたって、2400万ですよ。厳しいかなということで、断念するような方も伺っています。そして、やはり復興住宅のほうに入るべきじゃないか、集合のほうに入ったほうがいいかなという方の声は聞きます。ですから、やはり今後、大きな課題だと思うんで、その辺の対応もよろしくお願いしたいと思います。 以上です。終わります。
○議長(佐々木義昭君) 以上で質疑を終わります。 これより議案第168号を採決いたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第26、閉会中の継続審査についてを議題といたします。 経済常任委員長から、同委員会において審査中の平成27年請願第2号TPP交渉の大筋合意についての対応に関する請願について、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。 お諮りいたします。経済常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認め、経済常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第27、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 総務、民生、経済の各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認め、各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第28、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議員の派遣について、会議規則第160条の規定により、お手元に配付いたしました派遣書のとおり、第2回岩手県市議会議長会定期総会及び岩手県沿岸都市議会連絡会議研修会及び意見交換会のため、議員を派遣することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
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○議長(佐々木義昭君) 日程第29、議議案第8号戦争法といわれる
安全保障関連法の廃止を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 坂本良子君。 〔12番坂本良子君登壇〕
◆12番(坂本良子君) 戦争法といわれる
安全保障関連法の廃止を求める意見書について提案をいたします。 政府は9月19日、憲法学者を初め国民の6割ほどの方々が反対している戦争法と言われる
安全保障関連法を強行採決しました。戦後、制定された日本国憲法はさきの侵略戦争の深い反省の中で戦争放棄、戦力不保持、平和的生存権の保障をうたい、日本は戦後一度も戦争を行わず、一人の犠牲者も出さないできました。 今度の戦争法は、この平和憲法の立憲主義、平和主義、民主主義を根底から崩し、集団的自衛権の行使容認のもと、アメリカと一緒になって地球規模でアメリカの戦争に協力するというもので、明らかに平和憲法に違反するものです。 さきの侵略戦争を含め、戦争は多くの国民を犠牲にしてきた歴史があります。それだけに二度と戦争をさせないためにも、今回の戦争法と言われる
安全保障関連法の廃止を求めるものです。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出するものです。 議員の皆様の御賛同を心からお願いを申し上げ、提案とさせていただきます。
○議長(佐々木義昭君) ここで討論の通告がありますので、発言を許します。 13番細田孝子さん、登壇を願います。 〔13番細田孝子君登壇〕
◆13番(細田孝子君) 戦争法といわれる
安全保障関連法の廃止を求める意見書に反対の討論を行います。 このたびの通常国会において、すき間なく日本の安全を守り国際社会の安全にも貢献する平和安全法制の関連法が成立いたしました。この法制では、これまで不明瞭のまま進められてきた有事の際の対応、憲法9条の中で最大限に許される武力行使、あるいは自衛隊の対応範囲についてが明確にされました。今、我が国を取り巻く安全保障環境が大きく変貌し、厳しさを増してきていることは、誰の目にも明らかであります。北朝鮮の弾道ミサイル関連技術の飛躍的な進化、中国の軍備増強と海洋進出、イスラム国のような非国家主体によるテロ行為などがそれであります。 そのような国際情勢の中にあって、憲法9条の枠を逸脱することなく、どう国民の生命と暮らしと財産を守れるのか、そのことが問われてきていたわけであります。よって、抑止力を持ち、他国との外交や対話を一層促し、紛争や課題を平和的に解決させていくために、平和安全法制関連法の整備が行われたと認識いたしております。 さきの大戦によって、塗炭の苦しみを味わった我が国であります。誰一人として戦争を望む国民がいるでしょうか。ただ、憲法9条を守っているだけでは、我が国の平和を保つことも、国民の命を守ることも全く不可能であると断じざるを得ません。平和を守り、国民の命を守るには、日米の防衛協力体制の実効性をより向上させ、すき間のない防衛体制を構築することが肝心であり、抑止力を高めることが紛争を未然に防止できることにつながるものと考えます。 今回の法整備においては、憲法9条のもとでの専守防衛を堅持されたこと、新3要件を定め他国防衛を認めないこと、自衛隊の出動については海外派遣3原則を法律に明記したこと、有事の対応について例外なく国会での事前承認を得ることなどを決められています。 この法制を戦争法と決めつけ、批判される方々がおりますが、それは真面目な安全保障論議から逃げる批判のための批判と言わざるを得ません。また、戦争法という表現は、周辺国や国際社会の誤解を招き、国益を損ねかねない表現であります。平和安全法制は安全保障環境が変化をする中で日米同盟の信頼性を高め、他国からの武力攻撃を抑止するまさに戦争防止法であると考えます。 以上の理由から公明党は、戦争法といわれる
安全保障関連法の廃止を求める意見書に反対をいたします。
○議長(佐々木義昭君) 13番細田孝子さんの発言は終わりました。 次に、19番海老原正人さん、登壇を願います。 〔19番海老原正人君登壇〕
◆19番(海老原正人君) このたびの
安全保障関連法の廃止を求める意見書を提出することについて、海盛会を代表しまして賛成する意見を申し述べます。 最近の国際情勢は、一昔前とは大きくさま変わりし、緊迫化する国際情勢から自国の安全性を高める必要性が年々増してきております。そのようなことから、自国の安全保障のための法案を整備することは、喫緊の課題とも言えます。したがいまして、安全保障に関する法案の制定を求めることには反対いたしません。 しかしながら、この9月に成立した
安全保障関連法は国民の6割以上が反対し、憲法学者はもちろんのこと、社会的影響が強い知識人等も大方が反対するような法でありました。特にも、戦後一貫して綿密に政府提案の合憲性を審査してきた内閣法制局の歴代長官らが違憲と断じたことは、特筆すべきことであります。また、県内自治体においては、県議会を初め宮古市や陸前高田市、一関市などの多くの議会が、この
安全保障関連法案成立の前段階で制定に反対する意見書を可決しております。 現政権は、この法案の成立を急を要する法案であるとの考えで押し切りましたが、安全保障を考えるに当たっては、法解釈の継続性はもちろんのこと、自国の将来像を見据えた上での国際関係のあり方が重要となります。このたびの関連法においては、この点に関する議論がまだまだ不足しているように思われます。安易に戦争に踏み込むことがないように、再度十分な慎重な議論が必要と思います。 したがいまして、このたびの戦争法といわれる
安全保障関連法の廃止を求める意見書の提出についてを可決することに海盛会として賛成いたします。
○議長(佐々木義昭君) 19番海老原正人さんの発言は終わりました。 次に、6番木村琳藏さん、登壇をお願いいたします。 〔6番木村琳藏君登壇〕
◆6番(木村琳藏君) 21世紀の会の木村琳藏であります。 戦争法といわれる
安全保障関連法の廃止を求める意見書に反対の立場から討論をいたします。 初めに、本案で廃止を求めている平和安全法制は、教育や福祉のように身近な政策課題であれば、家庭や職場でも話題となりましょうが、これは防衛、外交という複雑な国政問題であり、重要ではありますが、そもそも市政にはなじみにくい課題であることをまずもって指摘させていただきます。 さて、本案では同法に憲法学者を初め国民の6割の方々が反対しているとありますが、昨年5月に有識者により構成された安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会による報告書でも、集団的自衛権を一部容認することは合憲との結論が出ているなど、合憲と指摘する有識者もいます。また、世論調査では同法に関し、必要とする回答が必要としないを上回っているものもあります。こうした事実から国民、市民の多くは同法の必要性については徐々にではありますが、理解が進みつつあるものと解されているところであります。 同法は、去る9月19日の参議院本会議において、与党の賛成多数で可決、成立いたしました。衆議院では100時間以上にわたる慎重審議が行われ、与野党からの論点も出尽くし、その段階で採決に至っており、衆参合わせた審議時間は200時間を超えております。国家国民の平和と安全に極めて重要な同法は適切に採決され、成立いたしました。したがって、強行採決との指摘は合理性がないものと考えます。 同法は、我が国の平和と安全を維持するために、日米同盟による抑止力の向上と国際社会における平和維持活動に積極的に貢献していくために必要不可欠なものであると、政府与党が国会審議の中で繰り返し説明をしております。我が国が国際協調主義に基づく積極的平和主義のもと、国際社会の平和と安定にこれまで以上に積極的に貢献するためには、切れ目のない対応を可能とする国内法制を整備する必要があります。 同法の成立は、あらゆる事態に対応することを目的としており、自衛権の行使は同法に定めた新3要件に基づいて、憲法第9条の範囲内で行使されるものであり、本案にあるように戦争法などと指摘は当たらないものと考えます。 6年ほど前に北朝鮮が発射した弾道ミサイルは、10分程度で岩手県の上空を通過して、当市の目と鼻の先にある太平洋に着水いたしました。もしこれが市内に落下していたらと思うと背筋が寒くなる思いであります。こうした脅威は今でも続いているものであり、むしろ拡大していると言っても過言ではありません。政治を預かる立場の者は、国政、地方政治にかかわらず、有事の場合や不意の自然災害等最悪の場合を想定し、なお国民、市民を守る手段を講じていかなければなりません。 国内外の安全保障環境が厳しさを増す中、市民を代表する我々には、感情的ではない冷静かつ賢明な判断が求められており、一
地方公共団体の団体意思としての同法の廃止を求める意見は、著しく妥当性を欠くものと断ぜざるを得ません。 以上のことから、本意見書の採択に反対するものであります。 以上申し上げ、私の反対討論といたします。御清聴ありがとうございました。
○議長(佐々木義昭君) 6番木村琳藏さんの発言は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(佐々木義昭君) では、これにて討論を終結いたします。 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(佐々木義昭君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
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○議長(佐々木義昭君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。これをもって本日の会議を閉じ、平成27年12月釜石市議会定例会を閉会いたします。 午後4時35分閉会 釜石市議会議長 佐々木義昭 釜石市議会議員 菊池 孝 釜石市議会議員 山崎将也...